ダンロップ(住友ゴム)は2024年10月1日、ゴムの特性を変えることができる新技術「アクティブトレッド」を搭載した次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」を発売。早速このタイヤを装着したカメラマンが、半年経過した使用感を2回に渡ってレポートする。後編はいよいよスノー&アイス路面の登場。

冬が終わった今こそ購入のチャンス

2024年10月から2025年4月まで、約6カ月間シンクロウェザーと行動を共にした。天候を気にせず何処へでもクルマで出かけられる、絶対的な「安心感」は何ものにも代えがたい。半年で約6000kmの走行だが、タイヤはまだ9分山以上。前回の履き替えタイミングとなった3年5万kmまでは余裕で、性能低下を気にせずに走れるだろう。

季節に関わらず安定したパフォーマンスが売りの、この次世代オールシーズンタイヤ。発売当初は40サイズに限られ、在庫も不足していたようだが、2025年4月時点で76サイズまで拡大されている。冬シーズンの需要が落ち着き、サイズが豊富にそろった今こそ導入のチャンスではないだろうか。春から秋までサマータイヤとして普通に使えるうえに、突然の大雨でも安心して走行できるのだから。

画像: 「水スイッチ」「温度スイッチ」2つのスイッチを持つアクティブトレッド技術が世界に評価された。

「水スイッチ」「温度スイッチ」2つのスイッチを持つアクティブトレッド技術が世界に評価された。

世界へ羽ばたくシンクロウェザー

これまで「ダンロップ」の商標権は、北米やヨーロッパ、オセアニアではグッドイヤーが、日本を含むアジア、アフリカなどでは住友ゴム工業が、それぞれ所有し使用していた。しかし2025年1月、住友ゴムがグッドイヤーから商標使用権を買い取ったことで、ダンロップブランドの商品展開がアメリカやヨーロッパなどで可能になったのだ。

そして同年3月、ドイツで開催された国際タイヤ技術展で、このアクティブトレッド技術が「R&D Breakthrough of the Year」を受賞した。つまり、シンクロウェザーに採用された技術がヨーロッパ、いや世界で認められたのだ。

これらの事がシンクロウェザーにとっては追い風となり、近い将来にアメリカやヨーロッパで販売されることになると思われる。ダンロップ乗用車用タイヤの中で最高価格商品とされるこのタイヤが、オールシーズンタイヤ先進国(と私は思っている)の北米、北欧のマーケットでどういった評価をされるのか、ユーザーとしてはとても楽しみでしょうがない。(PHOTO&TEXT:井上雅行)

画像: 日欧を代表するSUVの面々(?)。これらのクルマ全てがシンクロウェザーを装着する日が来るかもしれない。

日欧を代表するSUVの面々(?)。これらのクルマ全てがシンクロウェザーを装着する日が来るかもしれない。

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