2025年4月18日(現地時間)、F1第5戦サウジアラビアGPが、サウジアラビア第二の都市ジェッダの市街地コース(ジェッダ・コーニッシュ・サーキット)で開幕する。第3戦日本GP、第4戦バーレーンGPに続く3週連続の開催で、F1は早くも5戦目を迎える。昨年はラマダンの時期に重なったため決勝レースが土曜日に行われたが、今年は通常どおり、金曜日から日曜日の日程で開催される。

「シーズン最速」のひとつに数えられるジェッダ市街地コース

サウジアラビアGPが行われるジェッダは、サウジアラビア第二の都市。紅海に面する港湾都市で、グランプリコースはウオーターフロントの市街地に作られる。

画像: ジェッダはサウジアラビアの港湾都市で、メッカへの巡礼者の入国港としてだけでなく、近代的なウォーターフロントと歴史的なアル・バラード地区で知られる主要な商業文化の中心地でもある。

ジェッダはサウジアラビアの港湾都市で、メッカへの巡礼者の入国港としてだけでなく、近代的なウォーターフロントと歴史的なアル・バラード地区で知られる主要な商業文化の中心地でもある。

そのコースは海沿いの道を折り返すレイアウト。ターン1のシケインから超高速コーナーを経て、12度のバンク角を持つターン13で折り返すと、ほぼストレートとも言える流れるような高速コーナーが続き、再び最終コーナーで折り返す。

最初の折り返しには大きなバンク角が付いているので、最終コーナーをのぞき、F1マシンでは全コースほぼエンジン全開、ドライバーは周回の約80%をアクセルペダルを踏み込んだ状態で走行する。全長6.174kmのコースは「シーズン最速」のひとつに数えられるほどだ。

高低差はなくほぼフラットで、トラックの多くの部分は狭くランオフエリアは広くないが、市街地コースとしては異例なほど高速となる。DRSゾーンは3カ所設けられるが、急激な制動ポイントがないためオーバーテイクは簡単ではない。

路面はそれほど荒れていないが、かなりツイスティで、普段は一般道として使われているため、とくに週末の走り始めは滑りやすい。

サウジアラビアGPは2021年12月に初開催され、翌年から3年は3月に変更されて、今年で5回目の開催となる。チームはすでに多くのデータを持っているが、今年は初めて4月に開催されるため、気温、風、湿度はこれまでとは少し違うものとなる。

なお、昼間の高温を避け、F1の予選、決勝のスタート時間は20時と、バーレーンGPよりもさらに遅く、完全なナイトレースとなる。

画像: ジェッダ・コーニッシュ・サーキットのコース図。全長6.174kmのコースには27ものコーナー(左16コーナー、右11)があるが、ほとんどが中高速で走行。周回の約80%がアクセル全開となる。

ジェッダ・コーニッシュ・サーキットのコース図。全長6.174kmのコースには27ものコーナー(左16コーナー、右11)があるが、ほとんどが中高速で走行。周回の約80%がアクセル全開となる。

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