2025年5月17日から18日にかけて、再び東京の街がサーキットに変わる。昨2024年、国内で初めて開催され話題を呼んだフォーミュラEの東京E-Prixは、さらにスケールアップし、シリーズ初となるダブルヘッダーとして臨海副都心に戻ってくる。

商業的にも活発な動きを見せている

また、今季から参戦した新興チーム「ローラ・ヤマハABT」にも注目が集まっている。

かつてF1やル・マンで名を馳せたローラが、日本のヤマハとタッグを組んで今季から同シリーズに参戦。初年度ということもあり苦戦が続いているが、第5戦マイアミでは、ルーカス・ディ・グラッシがチームにとって初となる2位表彰台をもたらしている。ブエミやディ・グラッシといったチャンピオン経験者の躍進もシリーズを面白くしている大きな要因だ。

画像: 第5戦でチームに初の表彰台をもたらしたディ・グラッシ。

第5戦でチームに初の表彰台をもたらしたディ・グラッシ。

さらには、俳優のイドリス・エルバが支援する「CUPRA KIRO」も今季から新体制に。新しいオーナーを迎え、ポルシェとテクニカルパートナーシップを結んだ同チームは、ハリウッドのメジャースタジオでもあるマーベルと提携するなど商業的にも活発な動きを見せている。

新体制初年度は、マーケティングの強みをトラック上のパフォーマンスに反映させること。レース結果がついてくれば、これまでにない影響力を持つチームになると見られている。

レースウィークの東京ビッグサイトは、もはやサーキットというより都市型フェスティバルと言っていいだろう。会場では電動モビリティの展示やテクノロジー体験、音楽イベントなどが同時開催され、訪れる人々が楽しめる催しが用意されている。

とくに今年は、ヤマハが次世代モビリティを初披露する場ともなっており、産業・文化・スポーツの境界を超えるプロジェクトの発信地としての側面もある。

実験的なカテゴリーとして生まれたフォーミュラEは、今や技術、文化、都市生活を結びつけるハブとなった。2年目の東京E-Prixは昨年以上の熱気に包まれるのではないだろうか。

画像: 新たな体制でシリーズに臨むCUPRA KIRO。

新たな体制でシリーズに臨むCUPRA KIRO。

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