2025年6月5日(現地時間)、日産自動車の中国合弁会社である東風日産乗用車公司は、新型EVサルーン「N7」が4月27日の発売から約1カ月で1万7215台を受注したと発表した。「N7」は日産が2027年夏までに中国で発売を予定している9車種の新エネルギー車の第1弾だ。中国からの輸出により多様でグローバルなニーズに対応する計画もあり、日本での販売の可能性も出てきた。

70%が初めて日産車を購入。グローバル展開の計画も

「N7」の主な購入層は35歳以下の若いファミリーユーザーで、うち70%が初めて日産車を購入するユーザーだという。日産自動車では、「N7」の快適性や日産ブランドに対する信頼に加えて、手頃な価格が受け入れられ、多くの受注と新しい顧客層の開拓につながったと分析している。

東風日産は、より便利でスムーズな購入、サービスを提供するため、新エネルギー車の新しい販売ネットワークを構築していく計画だ。実店舗では、「注文、配送、アフターセールス」を分離するチャネルモデルを構築し、既に100店舗超の専用配送センターと500店舗超の注文センターを設置したという。

また同時にオンラインでは、アプリをアップグレードし、メンテナンスの予約や進捗状況をリアルタイムで表示する機能やユーザー同士が交流できる専用のコミュニティスペースなどを提供している。

東風日産は「N7の発売を新たな出発点として、皆さんと共に、より多様でワクワクするカーライフを創造してまいります」とコメント。「中国におけるパフォーマンスを強化するとともに、中国からの輸出により多様でグローバルなニーズに対応することで、日産の経営再建計画『Re:Nissan』の商品戦略の再構築を力強くサポートしていきます」としている。

画像: 「N7」の先進的なインテリア。「Qualcomm Snapdragon 8295プロセッサー」を搭載したインフォテイメントシステムを採用。

「N7」の先進的なインテリア。「Qualcomm Snapdragon 8295プロセッサー」を搭載したインフォテイメントシステムを採用。

This article is a sponsored article by
''.