2024年11月に抽選販売の申込み受け付けを開始したら10日で応募者数が上限に達して受け付けを終了した、光岡自動車(以下、ミツオカ)の「M55 ゼロエディション」。ようやく試乗する機会を得たので、ファーストインプレッションをお届けしたい。

ファーストロットの「ゼロエディション」は10日で受付終了

画像: ネオクラシカルなスタイリングは、どんな情景でも映える。前後フェンダーとドア/ルーフパネルはシビックと同じ。

ネオクラシカルなスタイリングは、どんな情景でも映える。前後フェンダーとドア/ルーフパネルはシビックと同じ。

2023年11月に、ミツオカの創業55周年を記念したコンセプトモデル「M55(エムゴーゴーではなくエムダブルファイブと読む)コンセプト」が公開されたときから、このクルマは気になっていた。1968年に創業した同社と同じ55年の人生を歩んできた同世代の人をメインターゲットに、1970年代の時代感覚をベースに、そんな時代を生きてきた人たちのマインドをカタチにしたのが、このM55だという。

同社よりは少し年配になるけれど、「大学に入ったら免許を取って、クルマを手に入れなければ、すべては始まらない!」という世代だった筆者や友人たちは「あの懐かしいスタイリング、良さげだよね」とか「限定でもいいから売り出せば、けっこうイケるんじゃない」などと期待していた。

案の定、市販化して欲しいなと思ったのは筆者だけではなかったようで、展示会などで見たギャラリーから市販化を熱望する多くの声が寄せられた。ミツオカもベース車調達のメドが付いたことで、2024年11月に市販モデル「M55 ゼロエディション」を発表。これを2025年は限定100台で生産し、抽選販売の申込み受付を開始したところ、わずか10日で応募者数が上限の350名に達して受け付けを終了した。

抽選に当たった幸運な100名のオーナーに向けて既にデリバリーは始まっており、2025年内には完了するようだ。こんなに人気を集めているのでは、試乗するのは難しいだろうなと思っていたら、ミツオカが広報車を用意して試乗の機会を与えてくれるという。コンセプトのお披露目時から実車を取材してきた身としては、ぜひとも!と喜び勇んでM55 ゼロエディションに乗り込んだ。

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