アキュラは2025年8月12日(現地時間)、マーベル映画「アベンジャーズ」で登場した「アキュラNSXロードスター」を、世界最大級の自動車&モータースポーツ愛好家の集いであるモントレー・カー・ウィークで10年以上ぶりに一般公開すると発表した。
アキュラNSXロードスターのベースはナント1991年式の初代NSX
カリフォルニア州で開催されるイベント、「モントレー・カー・ウィーク」で展示されるこの特別なアキュラNSXロードスターは、アキュラが初代NSXの生誕35周年を記念して開催するイベントの一環として登場する。
映画のために製作されたワンオフモデルであり、その車体には劇中そのままの「Stark 33」のナンバープレートが刻まれている。

2025年のモントレー・カー・ウィークで8月15日から展示されるアキュラNSXロードスター。

エレガントなオープンスタイルが実現された。
このユニークなロードスターは、デザインスタジオで当時のクリエイティブディレクター、デイブ・マレク氏が率いる率いるロサンゼルスのアキュラ・デザインスタジオのチームによって生み出された。
驚くべきことに、そのベースはなんと走行距離25万マイルを超える1991年式の初代NSXだ。信頼性を考慮して選ばれたこの初代NSXのシャシに、第2世代NSXコンセプトにインスパイアされたFRP製のボディが手作業で組み込まれている。つまり、初代と2代目の魂が融合した、まさに唯一無二の存在なのだ。
映画撮影用に構造的制約があるとはいえ、あくまでも“動くクルマ”であり、実際に撮影中に走行していたという事実は、このクルマがただの小道具ではないことを物語っている。

インテリアは初代NSXのものをそのまま流用している。

シートはスポーツバケットタイプに変更され、シートベルトも4点式が装着されている。