2025年8月15日(現地時間)、シボレーは米カリフォルニア州モントレーで行われたモントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で、2台のコルベットのコンセプトカーを世界初公開した。「コルベット CX(Corvette CX)」と「コルベット CX.R ビジョン グランツーリスモ(Corvette CX.R Vision Gran Turismo)」の2台で、いずれも市販の予定はないが、今後のコルベット・デザインの方向性に大きな影響を与えるモデルとして注目されている。

レーシングDNAを受け継ぐ「コルベット CX.R ビジョン グランツーリスモ」

画像: モントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開された、シボレー CX.R ビジョン グランツーリスモ。コルベット GT レーシングカーを象徴するイエロー&ブラックのカラーリングが施される。

モントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開された、シボレー CX.R ビジョン グランツーリスモ。コルベット GT レーシングカーを象徴するイエロー&ブラックのカラーリングが施される。

もうひとつのコンセプトカー「コルベット CX.R ビジョン グランツーリスモ」は、GTレース参戦を想定して開発されたモデル。未来のGTレーシングを見据えたマシンであり、『Gran Turismo 7』でその走りを体験することができる。

エクステリアは伝統のイエロー&ブラックのカラーリングを継承。「コルベット CX」コンセプトをベースに、より積極的なアクティブエアロを搭載。車高をさらに下げ、軽量化を徹底することで、圧倒的なダウンフォースとグリップを発揮する。

インテリアはサーキット専用モデルとして機能性とパフォーマンスを最優先。ダッシュボードは軽量カーボンファイバーが剥き出しで、シートはスエード張りのパッドを備え、ドライバーをしっかりサポート。ショルダーやヘッドレストも大型化され、激しいGに耐える設計となっている。

ツーリング的要素を排し、カーボンファイバーのダッシュボードやスエード仕上げのシートを採用。激しいGに対応して、ショルダーやヘッドレストも大型化される。

パワートレーンは、「コルベット CX」コンセプトの電動システムをベースに、2L V8ツインターボ(最高900ps/15000rpm)を組み合わせたハイパフォーマンスハイブリッド。再生可能なe-fuelを使用し、エンジンパワーは8速DCTを介して後輪に伝達される。電動モーターが4輪を駆動し、その合計出力は2000psに達する。

画像: モントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開された、シボレー CX.R ビジョン グランツーリスモ。インテリアはサーキット専用とあって、機能性とパフォーマンスを優先して設計される。

モントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開された、シボレー CX.R ビジョン グランツーリスモ。インテリアはサーキット専用とあって、機能性とパフォーマンスを優先して設計される。

シボレーのエグゼクティブ・デザイン・ディレクター、フィル・ザック氏は「コルベットの造形は常に先進的で表現力豊かですが、そのひとつひとつは歴代モデルの系譜に根ざしています。コルベット CX コンセプトとコルベット CX.R ビジョン グランツーリスモは、市販車の制約を超えたデザインチームの創造性を示すものです。今回の取り組みによって、コルベットの未来のデザイン言語を定義しました」と語っている。

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