レーシングDNAを受け継ぐ「コルベット CX.R ビジョン グランツーリスモ」

モントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開された、シボレー CX.R ビジョン グランツーリスモ。コルベット GT レーシングカーを象徴するイエロー&ブラックのカラーリングが施される。
もうひとつのコンセプトカー「コルベット CX.R ビジョン グランツーリスモ」は、GTレース参戦を想定して開発されたモデル。未来のGTレーシングを見据えたマシンであり、『Gran Turismo 7』でその走りを体験することができる。
エクステリアは伝統のイエロー&ブラックのカラーリングを継承。「コルベット CX」コンセプトをベースに、より積極的なアクティブエアロを搭載。車高をさらに下げ、軽量化を徹底することで、圧倒的なダウンフォースとグリップを発揮する。
インテリアはサーキット専用モデルとして機能性とパフォーマンスを最優先。ダッシュボードは軽量カーボンファイバーが剥き出しで、シートはスエード張りのパッドを備え、ドライバーをしっかりサポート。ショルダーやヘッドレストも大型化され、激しいGに耐える設計となっている。
ツーリング的要素を排し、カーボンファイバーのダッシュボードやスエード仕上げのシートを採用。激しいGに対応して、ショルダーやヘッドレストも大型化される。
パワートレーンは、「コルベット CX」コンセプトの電動システムをベースに、2L V8ツインターボ(最高900ps/15000rpm)を組み合わせたハイパフォーマンスハイブリッド。再生可能なe-fuelを使用し、エンジンパワーは8速DCTを介して後輪に伝達される。電動モーターが4輪を駆動し、その合計出力は2000psに達する。

モントレーカーウイークの「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開された、シボレー CX.R ビジョン グランツーリスモ。インテリアはサーキット専用とあって、機能性とパフォーマンスを優先して設計される。
シボレーのエグゼクティブ・デザイン・ディレクター、フィル・ザック氏は「コルベットの造形は常に先進的で表現力豊かですが、そのひとつひとつは歴代モデルの系譜に根ざしています。コルベット CX コンセプトとコルベット CX.R ビジョン グランツーリスモは、市販車の制約を超えたデザインチームの創造性を示すものです。今回の取り組みによって、コルベットの未来のデザイン言語を定義しました」と語っている。
- YouTube
youtu.be