クラウン4車種を「味覚」で表現するブレンド設計
今回のコラボレーションでは、クラウンの4車種であるセダン、クロスオーバー、スポーツ、エステート、それぞれの特徴をコーヒーの風味で表現することに挑戦しました。
CROWN SEDAN BLEND(豆の原産国:エチオピア、コロンビア)
落ち着きと王道感を持つセダンを、ソフトな口当たりとクリーンな余韻で表現。伝統性を感じさせる味わいです。
CROWN CROSSOVER BLEND(豆の原産国:エチオピア、コロンビア)
セダンとSUVの良さを兼ね備えたクロスオーバーは、香りの広がりとキレのある後味でバランス感を表現。上質さと豊かさの両立が特徴です。
CROWN SPORT BLEND(豆の原産国:エチオピア、ブラジル)
スポーティで躍動感ある車種を、明るく華やかな風味と抑揚のある味わいで表現。複雑さとキレを意識した設計です。
CROWN ESTATE BLEND(豆の原産国:エチオピア、ブラジル、コロンビア)
SUV的な安定感と余裕をもつエステートは、どっしりとした後味と長い余韻で表現。華やかさと穏やかさのバランスを追求しています。

各ブレンドは200g入り、税込3,510円で提供され、販売は全国6店舗を展開するクラウン専門店「THE CROWN」にて順次展開される。
開発プロセスもユニークで、約10ヶ月にわたり進められた開発では、まずUCCがコーヒー知識をトヨタ側に共有。その後トヨタはUCCを下山テストコースへ招待し、クラウン4車種を試乗して特徴を体感してもらいました。
UCCコーヒーアカデミー専任講師で今回のプロジェクトでコーヒーの選定を行った土井 克朗氏のもと、その感覚を香味設計に反映させ、2回の試作協議を経てようやく完成に至りました。こうした共同開発によって、単なる商品開発を超えた「ブランド体験の創造」を互いに作り上げることができたといいます。