2025年10月8日、スズキはジャパンモビリティショー2025の出展概要を発表した。セニアカーからオートバイ、船外機までさまざまなモビリティを開発・販売するスズキだが、四輪自動車のジャンルでは参考出品車を2台、市販予定車を4台など合計8台が出品される。

マルチパスウェイでカーボンユートラルを目指すスズキ

2025年10月30日から11月9日に東京ビッグサイトで開催される自動車ショー、ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)に、スズキはコンセプトカーの「Vision e-Sky(ビジョン eスカイ)」や「e EVERY CONCEPT(eエブリイ コンセプト)」、技術展示車両「FRONX FFV(フロンクス
FFV)」など8台を展示する。ここでは出展車両を紹介していこう。

スズキは2025~2030年度の新中期経営計画でラインナップのマルチパスウェイ化、つまりBEVだけでなくハイブリッドやガソリンエンジン搭載車、バイオ燃料車などさまざまな方策でカーボンニュートラルを目指すという発表を行っており、今回のJMS2025での車両展示もその方針を体現するもの。

出展車両のなかでもビジョン eスカイは軽自動車規格の乗用BEVで、「ちょうど良い」をコンセプトに開発されたもの。全長×全幅は軽自動車の3395×1475mmとしながらも全高は1625mmと同社のワゴンRとほぼ同等として、低くもなく高くもないちょうど良さを表現されている。

搭載する駆動用バッテリー容量こそ公開されていないものの、走行可能距離は270km以上と、通勤から買い物まで一般的な軽自動車の用途をカバーするサイズとしている。BEVらしく動く蓄電池としての機能V2Hも採用、サスティナブルな素材を取り入れるなど、スズキの次世代軽BEVといった印象。2026年度内の量産化を目指すコンセプトモデルだという。

画像: シンプルな造形の中に、フローティングルーフや浮島Cピラーなど軽快感を演出するデザインを採用する。

シンプルな造形の中に、フローティングルーフや浮島Cピラーなど軽快感を演出するデザインを採用する。

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