2025年5月にはインド工場で増産を発表。そしていよいよ受注再開が決定!
2025年5月30日、スズキは新たに「ジムニー ノマドの増産開始」を発表。インドのマルチ・スズキ・インディア社での現地生産を、2025年7月から月間約3300台規模に拡大することを明らかにした。当初目標の1200台から約3倍の生産体制へと引き上げ、納車の長期化を解消する狙いだ。

ジムニーシエラ比で全長とホイールベースを各350mm延長。後席居住性と荷室容量を大幅に拡大し、ファミリーユースにも応える。
そして2025年10月27日、スズキはジムニー ノマドの受注再開時期を発表。再開は2026年1月30日からとされ、詳細は受注再開時に改めてスズキ公式サイトで告知される予定だ。約1年をかけて生産体制の安定化と供給能力の強化を進め、ようやく復活への道筋を整えたことになる。
受注停止期間中も注目度は衰えず、再開を待ち望む声が各所で上がっていた。ジムニー人気の根強さを改めて示した出来事だ。受注再開の発表は、そうした熱量に応える“朗報”として大きな注目を集めるだろう。

無骨ながら機能美あふれるインテリア。スクエアな造形と操作性重視のレイアウトがジムニーらしさを際立たせる。
ジムニー ノマドは、単なる派生モデルではなく、ジムニーの魅力を新しいユーザー層へ広げる重要な存在だ。5ドア化による実用性の向上はもちろん、SUV人気が続く日本市場で「本格派×日常使い」を両立した点が高く評価されている。
スズキにとって、ノマドは“挑戦と成長”の象徴とも言えるモデルだ。爆発的な需要に応えるための増産、そして1年越しの受注再開。このストーリー自体が、ジムニーというブランドの強さを物語っている。再びショールームに「ノマド」が並ぶ2026年初頭、ジムニーファンの熱は再燃するだろう。

リアドア追加とホイールベース延長で後席空間を拡大。快適な居住性と多彩なシートアレンジを実現した。

