スズキは2025年10月27日、小型4輪駆動車「ジムニー ノマド」の受注を2026年1月30日から再開すると発表した。同車は2025年1月30日の発表直後から注文が殺到し、一時受注停止に追い込まれた人気モデルだ。ここでは、発表から受注再開までの経緯を振り返る。

発表直後から異例のヒット、注文殺到で受注停止へ

ジムニー ノマドはスズキが2025年1月30日に発表し、同年4月3日に発売した新型小型4輪駆動車だ。

コンセプトは「本格的な悪路走破性を持つ5ドアコンパクトクロカン4×4」。従来のジムニー/ジムニー シエラのDNAを継承しつつ、リアドアの追加とホイールベースの延長により、後席居住性と積載性を大幅に高めた。

画像: 5ドア化で乗降性と実用性が大幅に向上。ジムニーらしい本格4WD性能をそのままに、日常使いにも快適な1台に仕上げた。

5ドア化で乗降性と実用性が大幅に向上。ジムニーらしい本格4WD性能をそのままに、日常使いにも快適な1台に仕上げた。

この5ドアジムニーは、発表直後から話題を独占した。発表から4日後の2025年2月3日、スズキは「ご注文停止のお詫び」を発表。発売前ながら、販売計画(月間1200台)を大幅に上回る約5万台もの受注が集まり、受付を一時停止せざるを得なくなったという。

スズキはこの時点で「既にご注文いただいたお客様への納車を最優先に進める」とコメント。現場では生産ラインの再構築に追われる事態となった。

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