スポーツセダンとしての「攻めた」ポジションを提案
「カムリGT-Sコンセプトは単なるSEMAの一品ではなく、将来のカムリにおけるパフォーマンスとスタイルのパッケージが何を意味するかのスタディです」と、トヨタCALTYデザインリサーチのチーフデザイナー、アダム・ラビノウィッツは語った。
トヨタのCALTYデザインリサーチがスタイリングを担当、攻撃的なスタンス、デザイン、シャシチューニングを施している。
「インフェルノフレア」と名付けられた外装カスタマイズは、モータースポーツからインスパイアされたもの。
GT-Sコンセプトは、カムリXSE AWDハイブリッドをベースに、そのパフォーマンスを自然に引き上げるためのさまざまなコンセプトを具現化したモデルだ。スポーツセダンとしてのユニークなポジションを強化するために、より攻めた感性が盛り込まれている。
エクステリアデザインは、アグレッシブなフロントバンパーとダイナミックなエアインテークが特徴だ。特製のホイールとローダウンされたサスペンションが、スポーティな外観を引き立て、走行時の安定性を向上させる。また、リアバンパーはパフォーマンスエキゾーストとシームレスに統合され、リアスポイラーとともに空力性能も向上している。
走行パフォーマンスも、グレードアップ。強化されたエンジンチューニングにより、パワーとトルクを高めることで加速性能を向上させるとともに、ドライバーにレスポンスの良い運転体験を提供する。
改良されたサスペンションシステムはコーナリング時のグリップ力を強化し、よりダイナミックな走行を実現している。大径のブレーキローターに加え、フロントは8ピストン／リア6ピストンキャリパーとコンビ、ハードなスポーツ走行にも確実な制動力を安定して発揮してくれる。
トヨタはカムリGT-Sコンセプトを通じてスポーツカー市場での競争力を高め、特に若い世代のドライバーをターゲットにしている。パフォーマンスとスタイルの両立を追求するこのモデルは、トヨタのちょっとだけ未来の「スポーツカーライフ」に対するビジョンを示す、重要な存在でもある。
20インチの大径パフォーマンスホイール、前8ピストン／後6ピストンのキャリパーが、圧倒的な力強さを感じさせる。
