北米トヨタは2025年10月21日(現地時間)、2026年モデルとなるToyota「Corolla Cross Nasu Edition(カローラクロス 那須エディション)」を発表した。日本・那須の山岳風景から着想を得たアウトドア仕様のコンセプトクロスオーバーだ。

日本の「那須」の山岳をイメージしたコンセプトモデル

北米トヨタは、ラスベガスで開催される自動車アフターマーケットの展示会「SEMA Show(セマショー・2025年11月4~7日)」にて、カローラクロスハイブリッドをベースに開発された「Nasu Edition」を公開する。開発の背景には、栃木県・那須のハイキングや温泉、アウトドア文化をモチーフとした「冒険心」がある。

画像: 特徴的なグラデーションラップをまとった外観。オフロードSUVらしい力強い姿勢が際立つ。

特徴的なグラデーションラップをまとった外観。オフロードSUVらしい力強い姿勢が際立つ。

“那須”の語源として、「成す(なす)=成し遂げる、達成する」という意味合いも引き合いに出され、「カローラクロスがより遠く、より高く行けるクルマになれる」という設計陣の意気込みが語られている。

このモデルは、市販モデルではなく、トヨタのサービスパーツ・アクセサリー開発チーム「SPAD(Service Parts and Accessories Development)」が設計・製作した特注コンセプトカーである。CAD設計、3Dプリント、CNC機械加工を複数拠点で連携しながら造り上げたという。

画像: フロントフェンダーには「NASU」のエンブレムを装備。

フロントフェンダーには「NASU」のエンブレムを装備。

Nasu Editionは、2026年型カローラクロスハイブリッドの2.0Lアトキンソンサイクル4気筒エンジン+3モーターのハイブリッドパワートレーン(出力約196馬力)をそのまま採用しており、AWD駆動系も維持されている。

それに加えて、オープンカントリーA/T III(オールテレーン)タイヤを装着したトラック用カスタムホイール、サスペンションリフトキットによる最低地上高の確保、いわゆる“山岳仕様”の見た目と機構強化も実施されている。

This article is a sponsored article by
''.