広い室内にユーティリティなど装備も充実

インパネ中央の15.6インチ大型ディスプレイは90度回転する。インフォテインメントシステムなどの快適装備も充実。
インテリアは、深みのあるブラック基調にブラウンのアクセントとアンビエントライトを配し、海洋シリーズにふさわしいモダンなデザインにまとめた。スポーツシートは身体をしっかり支えつつ、前席にはヒーターとベンチレーションを装備。センターコンソールには、クリスタルを思わせる電動シフトレバーや2基のワイヤレス充電を配置し、上質感と機能性を両立している。
2765mmのホイールベースによりリアシートは大人がゆったり座れる広さがあり、ラゲッジスペースもリアシート使用時で425L、シートバックを全倒すれば1440Lと十分な広さがあり、またフラットなフロアで使い勝手の良さを追求している。
インパネには90度回転する15.6インチのディスプレイを採用し、最新のインフォテインメントシステムと組み合わせて直感的な操作性と幅広い情報の提供を実現している。スマートフォン連携も可能だ。車外への給電(V2L)や家庭への電力供給(V2H)にも対応し、アウトドアや災害時など幅広いシーンで車両を電源として活用できる。

ボディカラーはホワイトやブラックなど、モノトーン系で4色を設定。
日本仕様は、FWDとAWDの2グレードを設定。車両価格(税込)は、FWDが398万2000円、AWDが448万8000円と、同クラスのライバルPHEVよりはかなりお求めやすい設定となっている。
日本市場では、BEVには「航続距離」「充電環境」「車両価格」という、3つの壁がある。BAJでは、PHEVならではの航続距離、ガソリンでも電気でも走行可能、バッテリーに強いBYDならではの価格という強みがあるシーライオン6で、ユーザーの拡大を図る。そしてBEVとPHEVのNEV(新エネルギー車)シリーズで、日本での乗用車ビジネスをクルマ市場を加速していきたいという。

BYD オート ジャパンの東福寺厚樹 代表取締役社長(右)と、BYD 自動車新技術研究院 DMシステム開発責任者の魯超氏。
BYD シーライオン6 FWD 主要諸元
●全長×全幅×全高:4775×1890×1670mm
●ホイールベース:2765mm
●車両重量:1940kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1498cc
●最高出力:72kW/6000rpm
●最大トルク:122Nm/4000−4500rpm
●モーター最高出力:145kW
●モーター最大トルク:300Nm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置き
●燃料・タンク容量:レギュラー・60L
●WLTCモード燃費:22.4km/L(ハイブリッド)
●タイヤサイズ:235/50R19
●車両価格(税込):398万2000円


