
渡辺木更津市長(左)とヒョンデモビリティジャパンの七五三木社長が新木更津市役所の前でインスターと記念撮影。
公用車のEV化や、イベントで発電機を使わずにEVを活用する仕組み構築など、オーガニックなまちづくりを推進している千葉県木更津市(渡辺芳邦市長)が、ヒョンデモビリティジャパン(七五三木敏幸社長)と2025年12月15日に「電気自動車を活用したまちづくり連携協定締結式」を行った。

締結式は木更津市役所内で行われ、七五三木社長(左)と渡辺市長の間で締結文書が交わされた。

ヒョンデモビリティジャパンから木更津市に寄贈されたインスター。ボディサイドには「ORGANIC CITY KISARAZU」のロゴが入れられている。
木更津市は、ORGANIC CITY KISARAZUのコンセプトもと、脱炭素プロジェクトを進めている。今回は、それにヒョンデが貢献したいという思いもあり、この締結式に合わせて、ヒョンデのスモールBEV、インスター1台が木更津市に寄贈されたのである。
今後、このインスターは木更津市の脱炭素の顔となるとともに災害時の非常用電源としても活用されるのだという。
ちなみにヒョンデモビリティジャパンは、これまでに愛知県豊橋市、鹿児島県屋久島町、滋賀県大津市、滋賀県栗東市、神奈川県横浜市、富山県舟橋村の6拠点で自治体と連携してきたが、この千葉県木更津市で7拠点目となる。

インスターの説明を車内で受けている渡辺木更津市長。
渡辺木更津市長は、締結式の記念撮影後にさっそく寄贈されたインスターの説明を受け、市役所の敷地内をテストドライブ、その静粛性や走行性能に感心していた。
ところで現在、木更津市の公用車は65台あるが、そのうちEVは8台だという。ただし今後は、公用車を年に4台ずつ、EVに入れ替えていく予定だという。今回寄贈されたインスターをはじめ、こうした公用車のEV化は市民への環境意識の取り組み向上や持続可能なまちづくり、木更津市で開催する屋外イベントなどにおける電源車としても活躍していくとしている。

木更津市に寄贈されたインスターは今後、木更津市の屋外イベントや災害時の電源車として活躍する。

