サイズも価格も、キャラクターも真逆。メルセデス・ベンツのコンパクトモデル、CLA180 アーバンスターズと、ラージSUVのGLE450d 4マティック クーペ スポーツコアに試乗し、いまのメルセデス・ベンツが大切にしている「上質さ」の正体を探った。(撮影:平野 陽)
しっとりとした乗り味のコンパクトメルセデス

1.3L直4ターボエンジンは最高出力136ps、最大トルク230Nmで7速ATを組み合わせる。駆動方式はFFとなる。
とくに街中での扱いやすさと、しっとりとした走りは大きな魅力だ。7速ATは変速ショックがなく滑らかで、ストップ&ゴーを繰り返す市街地でも軽やかに走る。「軽やか」と感じるのは直前にGLEに乗った反動もあるが、それを差し引いても、このセグメントにおいてはメルセデス・ベンツらしい重厚さと安心感をしっかり備えている。まさに、このサイズ感を求める人にとって唯一無二の存在だ。
2025年の日本市場におけるメルセデス・ベンツは、特別仕様車の投入が中心で、ニューモデルなどの大きな動きは少なかった。しかし2026年にはいよいよ新型CLAが控えており、ジャパンモビリティショーで披露されたプロトタイプAMG GT XXの市販化にも期待が高まる。
今回の2台を直接比較検討するユーザーは少ないかもしれない。だがメルセデス党であれば、メインカーにGLE、セカンドカーにCLAといった組み合わせも十分に現実的だろう。そう考えると、今回の2台も「クーペSUV×4ドアクーペ」という意味で、妙にしっくりくる組み合わせだな・・・などと、つい妄想を膨らませてしまった。
