「小さなエスカレード」とも言われるほど豪華な内外装デザインを採用しているキャデラック初のコンパクトSUVが、大幅改良を受けてXT4 スポーツとして日本でも発売。今回、ラグジュアリーカーブランドが仕立てたスポーツ性を体感した。(Motor Magazine 2025年6月号より/文:島下泰久、写真:永元秀和)

上質さと俊敏さをあわせ持つ最終モデル

キャデラック XT4の日本導入は2021年。扱いやすいサイズながら、見た目も中身もしっかりキャデラックな出来栄えに感心したのを鮮明に憶えている。

今回試乗したのは、2024年末に導入されたその最新型としてモノグレードの設定となったXT4スポーツ。内外装のイメージを大きく刷新しての登場となった。

ボディ両端に縦型LEDを配し、台形のラジエーターグリルがよりフラットな形状に近づいたフロントマスクは、最新のエスカレードや先日導入が発表されたリリックとも共通する最新のブランドフェイスで、俄然クールに、精悍に変身している。端的に言えば、より格が上がった印象である。

しかし、それより驚かされたのはインテリアの方。ダッシュボード上には実に33インチという巨大な湾曲ディスプレイが鎮座しており、乗り込むと美しいアニメーションで出迎えてくれるのだ。

画像: 一体型ディスプレイは中央で表示が途切れることなく、全体でインフォメーションを伝えてくれる。

一体型ディスプレイは中央で表示が途切れることなく、全体でインフォメーションを伝えてくれる。

しかも全面を覆うブルーステッチ入りのレザーも、各部にあしらわれたメタルやカーボンも、すべて本物である。まさしくアメリカンなゴージャスさが心地良い。

シートも当然本革張りで、前席にヒーターとベンチレーション、さらにマッサージ機能、後席にもヒーターが備わる。また、オーディオは従来のBOSE製からAKG製に変更。その音響を堪能できるようにラミネート遮音ガラスも採用されている。

心地良さには高い着座位置の貢献も大きい。視線は高く周囲がよく見える。ボンネットフードがちゃんと視界に入っているし、ドアミラーも大きくて視認性に優れる。当然、バックカメラも備わるので、左ハンドルでも日本の市街地で十分フツウに扱えるはずだ。

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