次戦マイアミGPでどこまでトップに近づくか注目
日本GPを終えて、チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラック氏は「今日の目標はレース距離を完走することでしたが、フェルナンド(アロンソ)が18位でそれを達成できました。これは、パートナーであるホンダのホームレースにおける重要な瞬間となりました。信頼性が向上していることは示せましたが、ランス(ストロール)のマシンに30周目に発生した水圧トラブルは、まだ解決すべき課題が山積していることを示しています。また、マシンのパフォーマンスレベルが求められる水準には程遠いことも明らかであり、改善を果たすために懸命に取り組まなければなりません。今日のレースでドライバーたちが示してくれた決意と闘志に感謝します」とコメント。
ホンダの折原伸太郎チーフエンジニアは「鈴鹿では、アロンソ選手のマシンがレース距離を走り切ることができ、信頼性の面でまずは前向きな一歩となりました。ここ数週間、信頼性を改善するためにチームと一丸となって取り組んできましたが、同時にエンジン性能の向上と、エネルギーマネジメント戦略の最適化も進めてきました。
アロンソ選手が完走したことで、今日は多くのデータを得ることができ、今後に向けた重要な情報が蓄積できました。次戦マイアミまでの4週間は、この点に集中して取り組んでいきます。
母国のファンの前でアロンソ選手、ストロール選手とレースができたことは特別で、日本GPの期間を通して掲げられていた応援バナーや温かい応援メッセージを目にし、とても胸を打たれました」と語っている。
大きな注目を集める中で今季からF1グランプリ復帰を果たしたホンダだが、アストンマーティンとのパッケージのパフォーマンスレベルは必要な水準から大きくかけ離れていることは明らかであり、さらに振動や今回ランスのマシンに発生した水圧の問題など多くの課題が残っていることから、すぐにレースで戦える存在になるのは難しいと予想される。
それでも、チームとホンダの両拠点でデータを分析して開発を進めていくことで、近い将来、勝てるマシンができ上がることを期待したい。次戦マイアミGPまで4週間のインターバルがあることから、マイアミGPでどこまで進化するか注目される。(文:新村いつき)

今季初完走を果たしたアストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソ(右)。左はHRCホンダ・レーシングの渡辺康治代表。
2026年F1第3戦日本GP決勝 結果
1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)53周
2位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+13.722s
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+15.270s
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+15.754s
5位 1 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+23.479s
6位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+25.037s
7位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・メルセデス)+32.340s
8位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード)+32.677s
9位30 L.ローソン(レーシングブルズ・RBPTフォード)+50.180s
10位 31 E.オコン(ハース・フェラーリ)+51.216s
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18位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)+1周
リタイア 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)



