「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、マイナーチェンジでSKYACTIVを搭載した、マツダ デミオとアクセラだ。

マツダ デミオ&アクセラ(2011年:マイナーチェンジ)

デミオは2011年6月に、アクセラは同年9月にマイナーチェンジされて、いずれもSKYACTIV(スカイアクティブ)を搭載した。以前に紹介したアテンザやCX-5プレマシーとともに、SKYACTIV搭載車をあらためて試乗してみることにした。

まずはデミオ。アイドリングストップ機構を備え、14.0の高圧縮比と直噴システムにCVTのコントロールによって、JC08モードで25.0km/Lという燃費は立派なものだ。しかし、エコではあるがデミオの走りは、実際のところどうなのだろうか?

画像: コーナリング性能も十分に高い。デミオでスカイアクティブを搭載しているのは、試乗車の13-SKYACTIVのみとなる。

コーナリング性能も十分に高い。デミオでスカイアクティブを搭載しているのは、試乗車の13-SKYACTIVのみとなる。

タイヤサイズは175/65R14。あまり期待してはいけないのだが、小回りを重視しなくてはならないので14インチというのがこのクラスの平均。これより大きくすると雪道用チェーンを装着したときのクリアランスがなくなるため、最小回転半径を大きくしなくてはならなくなる。さらにデミオのリアブレーキはドラム式だ。

これで大丈夫?と走る前は思ったのだが、走り始めればそんな悩みは一掃された。1010kgという車両重量がもたらす軽快感はコンパクトクラスならでは。レブリミットが5500rpmの1.3LエンジンはCVTのギア比を早めに変更してストレスを感じさせない。パワフルではないが、アクセルを全開にすれば高圧縮比エンジンの回転は心地良い。

ハンドリングは、このタイヤサイズからは想像できない高いコーナリング性能を持っている。気になるのはステアリングホイールを切り始めた初期操舵のファジーなところ。操舵初期にフロントサスペンションをまずロール方向に持って行き、少し遅れてヨー(曲がる)方向に向きを変える。それでハンドリングが悪化していることはないのだが、デミオのコンパクトさと軽快感を考慮すれば、もっとダイレクトでも良いのでは?と感じた。

画像: 2011年6月のマイナーチェンジで、1.3LのSKYACTIV-Gを採用。初めてSKYACTIVが市場に投入された。

2011年6月のマイナーチェンジで、1.3LのSKYACTIV-Gを採用。初めてSKYACTIVが市場に投入された。

マツダ デミオ 13-SKYACTIV 主要諸元

●全長×全幅×全高:3900×1695×1475mm
●ホイールベース:2490mm
●車両重量:1020kg
●エンジン:直4 DOHC
●総排気量:1298cc
●最高出力:62kW(84ps)/5400rpm
●最大トルク:190Nm(19.4kgm)/4100rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・35L
●JC08モード燃費:25.0km/L
●タイヤサイズ:175/65R14
●当時の車両価格(税込):140万円

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