モーターマガジン社より2026年6月2日に発行したムック本「GTメモリーズ16 A60系セリカ/セリカXX」の中から、一部を抜粋してお届けしよう。今回紹介するGA61セリカXX 2000GTは1982年8月に登場。ウエッジシェイプのエクステリアは先行して販売された2800GTと同一だが、エンジンに新開発1G-GEU型2L直6DOHC24バルブを搭載。新時代のハイパフォーマンスカーとして一躍注目を浴びた。

一層煮詰められたサスペンションを与えられた2000GT

サスペンションはフロント:ストラット式/リア:セミトレーリングアーム式で、これもソアラとコンポーネンツを共有する他グレードと同じだ。ただ、コーリン・チャップマン率いるロータス社との共同開発による「ロータスチューンドサスペンションの成果は、2000GTにもいかんなく発揮されている」と当時のカタログには記されている。つまり「もっともスポーティなセリカXX」としてのスタンスを強調しているのだ。

画像: 2000GTのラインアップで、セリカXXはより魅力を増した。ラグジュアリーなイメージからよりスポーティなイメージになったといえる。

2000GTのラインアップで、セリカXXはより魅力を増した。ラグジュアリーなイメージからよりスポーティなイメージになったといえる。

ブレーキは四輪ベンチレーテッドディスクを2800GTと同様に採用している。タイヤサイズは195/70SR14が標準だが、2800GTと同じくミシュランの195/70HR14もオプションで選べる設定となっていた。

インテリアはステアリングホイールやサイドサポート性の高いスポーツシートなど2800GTに準じる。ただ、インパネは2000GTはアナログメーターが標準となり、エレクトロニック・ディスプレイメーターはオプションという設定だった。必ずしもデジタルメーターが視認性に劣るということではないが、やはり走りのイメージではまだアナログメーターという時代だった。

いずれにしても2000GTの投入により、セリカXXはより走り志向の若者層に受け入れられるクルマに進化したのだ。

画像: 1983年のマイナーチェンジでエクステリアが小変更されている。ドアミラーの採用、エアカットフラップの形状を変更し、空力性能を向上した。

1983年のマイナーチェンジでエクステリアが小変更されている。ドアミラーの採用、エアカットフラップの形状を変更し、空力性能を向上した。

セリカXX 2000GT 主要諸元(1985年1月)

●全長×全幅×全高:4660×1685×1315mm
●ホイールベース:2615mm
●車両重量:1230kg
●エンジン:直列6気筒DOHC24バルブ
●排気量:1988cc
●最高出力:160ps/6400rpm(グロス)
●最大トルク:18.5kgm/5200rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:FR
●燃費・60km/h定地走行:17.6km/L
●車両価格(当時):218万4000円

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