2026年2月に3代目へとフルモデルチェンジしたプジョー 5008。ボディサイズは従来よりひと回りは大きく堂々たる体躯となったが、1.2L直列3気筒ターボハイブリッドでどんな走りを見せてくれるのか。標準仕様の「GTハイブリッド」は受注生産となっているので、実質的なメイングレードである「GTハイブリッド アルカンターラパッケージ」に試乗した。

斬新で先進的なインテリアとプジョーらしい丸くしなやかな乗り味

乗り味もプジョーらしい、丸くしなやかなもので、適度に硬めでスポーティと感じられる。大きな入力をしなやかにいなし、小さな入力が連続する路面でも収まりがよく、リアの動きが安定している。また、挙動が自然で、俊敏すぎず、高速巡航ではゆったりと過ごすことができる。

駆動方式はFFながらきっちりとそのパワーを路面に伝え、SUV=4WDという固定観念をあっさりと超えている。剛性感の塊といった印象のドイツ車とは異なるが、往年のフランス車とも違い、剛性を感じさせるようなキリっとしたシャープな部分も見せる。

インパネまわりのデザインは基本的に3008シリーズと共有。そのアシンメトリックな造形は、前衛的で先進性を感じさせる。

ドライバー正面にはバイザーのない21インチのパノラミックカーブドディスプレイを備えた「プジョー パノラミック iコックピット」を採用、独自の小径ハンドルとの組み合わせでヘッドアップディプレイのような視覚効果を生んでいる

先進的と感じさせながら、ディスプレイの表示や「iトグル」をはじめとしたスイッチ類の配置、操作方法が直感的かつ合理的でわかりやすいのもいい。また、手が触れる部分にはソフト素材やファブリックが使われているのも洒落ている。

アルカンターラパッケージのシートはテップレザーとアルカンターラの組み合わせ。滑りにくく座り心地がよく、包み込むような形状が安心感があるが、着座感はやや固めだ。

5008 GT ハイブリッドアルカンターラパッケージの車両価格は、2026年6月1日の改定で614万円となったが、このクラスの7人乗りSUVとしてアフォーダブルで、日本車と較べてもむしろお買い得と思える。(文:松本雅弘/写真:平野陽)

画像: アシンメトリックの造形で、前衛的で先進性を感じさせるインテリア。運転席と助手席は高いセンターコンソールで仕切られ、包まれ感が強い。

アシンメトリックの造形で、前衛的で先進性を感じさせるインテリア。運転席と助手席は高いセンターコンソールで仕切られ、包まれ感が強い。

プジョー 5008 GT ハイブリッドアルカンターラパッケージ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4810×1895×1735mm
●ホイールベース:2900mm
●車両重量:1740kg
●エンジン:直3 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1199cc
●最高出力:100kW(136ps)/5500rpm
●最大トルク:230Nm/1750rpm
●モーター最高出力:16kW/4264rpm
●モーター最大トルク:51Nm/750-2499rpm
●トランスミッション:6速DCT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・55L
●WLTCモード燃費:18.4km/L
●タイヤサイズ:225/55R19
●車両価格(税込):614万円

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