不利なスタート順で苦戦していた勝田が3位に浮上、タイトル争いは三つ巴に
オジェ以外に、上位陣でパンクやアクシデントを避けることができた唯一のドライバーが勝田だった。
スタート順2番手で苦戦を覚悟していた金曜日をなんとか6番手で終えると、スタート順が改善された土曜日午前にあっさりとMスポーツ・フォードの2台をパス。さらにこの日の午後にはフルモーのパンクによって3番手まで浮上した。
勝田は日曜日も慎重に走ってそのまま3位でフィニッシュ。スーパーサンデー、パワーステージでも計5点を獲得してシーズン合計151点となり、5位に終わったランキング首位エバンスとのポイント差を20点から7点まで縮めることに成功した。ランキング3位にはオジェ(125点)が浮上。タイトル争いは三つ巴の様相を呈してきた。

最終日は堅実に走行して、3位でフィニッシュしたトヨタの勝田貴元。

2番手という不利な出走順でデイ2のステージを走行しながらも、勝田はデイ3終了時点で総合3位まで順位を上げた。
次戦WRC第9戦ラリー・エストニアは、7月16日から19日にかけて、南部の都市タルトゥを起点としたグラベル(未舗装路)で開催される。ステージは全体的にハイスピードで路面はスムース。グラベルながら、アクロポリス・ラリーと路面状況大きく異なる。(文:新村いつき)
2026年 WRC第8戦アクロポリス・ラリー・ギリシャ リザルト
2026年 WRC第8戦アクロポリス・ラリー・ギリシャ 結果
1位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)3h36m40.7s
2位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1)+58.3s
3位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+3m04.8s
4位:S.パヤリ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+5m02.2s
5位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+5m54.9s
6位:J.マカリアン(フォード・プーマ ラリー1)+5m55.5s
7位:A.フルモー(ヒョンデ i20N ラリー1)+6m08.7s
8位:M.セスクス(フォード・プーマ ラリー1)+8m05.8s
9位:R.ヴェルベス(シュコダ・ファビアRS ラリー2)+9m50.1s
10位:A.ミケルセン(シュコダ・ファビアRS ラリー2)+10m52.5s
2026年 WRC第8戦アクロポリス・ラリー・ギリシャ スーパーサンデー 結果
1位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)56m17.9s
2位:S.パヤリ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+28.0s
3位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+51.9s
4位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1)+1m02.4s
5位:O.ソルベルグ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m09.9s
2026年 WRCドライバーズランキング(第8戦終了時)
1位:E.エバンス(トヨタ)158
2位:勝田貴元(トヨタ)151
3位:S.オジェ(トヨタ)125
4位:S.パヤリ(トヨタ)114
5位:O.ソルベルグ(トヨタ)103
6位:A.フルモー(ヒョンデ)97
7位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ)95
2026年 WRCマニュファクチャラーズランキング(第8戦終了時)
1位:トヨタ 416
2位:ヒョンデ 276
3位:Mスポーツ・フォード 107



