伝説として始まり、革新へと至ったスーパーカーたち。1970年代の懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまで紹介していこう。今回は、2026年内の生産開始を計画されている「テスラ ロードスター」だ。

テスラ ロードスター(TESLA ROADSTER:2026〜)

世界最大の電気自動車専門メーカーとして知られるテスラ社、その社名は、物理学者のニコラ・テスラにちなんで名づけられた。テスラ(当時はテスラモーターズ)が最初に販売したモデルは、2008年に発表した「ロードスター」だった。今でこそすべて自社開発したモデルをラインナップしているが、ロードスターはオリジナルではなく、ロータス エリーゼをベースとして独自のBEV用パワートレーンを搭載したものだった。

それでも、このロードスターで成功を収めたテスラモーターズは、モデルS(ミドルセダン)、モデルX(ミドルSUV)、モデル3(コンパクトセダン)、そしてモデルY(コンパクトSUV)と、続々と新たなBEVを発表してきた。

画像: 脱着式のルーフを外せばタルガトップとなり、ロードスターらしいオープンエア モータリングも楽しめる。

脱着式のルーフを外せばタルガトップとなり、ロードスターらしいオープンエア モータリングも楽しめる。

そんなテスラが、2021年の生産開始を目指して開発を始めたブランニューモデルが、新しい「ロードスター」だ。初代とは異なり、2代目はフルオリジナルとなる。プロトタイプは2018年9月にスイスで開催されたグランドバーゼル モーターショーで公開された。

プロトタイプゆえボディサイズやパワートレーンなどの詳細なスペックは公表されていないが、市販版もスタイリングはほぼ変わらないものと思われる。ロードスターという車名ではあるが、脱着式のタルガトップを備え、クローズド状態ではファストバッククーペとなる。またクーペスタイルながらリアシートも備えて4名乗車が可能となっている。

駆動方式は4WD(全輪駆動)となっているので、ほかのテスラ車と同様に前後にモーターを搭載する可能性が高い。現在発表されているパフォーマンスは、最高速が400km/h以上、0→100km/h加速が2.1秒、SS 1/4マイル(0→約400m)加速が8.8秒という超俊足ぶり。しかもバッテリー容量は200kWh、1回の満充電での航続距離は1000kmになるという。

プロトタイプのインテリアには航空機の操縦桿に似た四角いステアリングホイールを装着していたが、市販車にも採用されるかどうか。ディスプレイには、デザインと性能をリファインしたより大きなサイズのものが採用されるようだ。

コロナ禍や経営戦略の変更などさまざまな理由により、生産開始は2026年夏ごろになる見通しだ。BEV時代の本格到来に向かっている昨今、パフォーマンスとプレミアムな世界観で市場を牽引するテスラが新たな一歩を踏み出す。

画像: フロントウインドーの傾斜はかなり強い。ホールドの良さそうなバケットタイプのシートはヘッドレスト一体型だ。

フロントウインドーの傾斜はかなり強い。ホールドの良さそうなバケットタイプのシートはヘッドレスト一体型だ。

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