2022年6月10日、テスラモーターズジャパンはミッドサイズSUVのバッテリーEV「Model(モデル)Y」の注文受付をWebサイトで開始した。納車は、2022年8月ごろからを予定している。

1モーターのRWDと2モーターのAWDをラインナップ

テスラは、イーロン・マスク氏が率いるアメリカのバッテリーEV専門メーカーだ。今回、日本で発売される「モデルY」は、ロードスター(ロータス エリーゼがベース)、モデルS(ラージサイズ セダン)、モデルX(ラージサイズ SUV)、モデル3(ミッドサイズ セダン)に続く、テスラとしては第5番目のモデルとなる、ミッドサイズSUVだ。

画像: モデルYは、いわゆるクーペSUVのスタイリング。全高は1600mm以上あるから、タワーパーキングの使用は難しいかも。

モデルYは、いわゆるクーペSUVのスタイリング。全高は1600mm以上あるから、タワーパーキングの使用は難しいかも。

全長4751×全幅1921×全高1624mm(本国仕様のサイズ)という大きさは、ミッドサイズとはいえけっこう大きい。それでもラージサイズSUVのモデルXより約30cm短く、全幅は約8cm狭く、全高も約5cm低い。

日本仕様は、1モーターの「RWD」と前後2モーターの「パフォーマンス」をラインナップ。前者はスタンダードレンジのバッテリーを搭載し、航続距離はWLTCモードで507km。最高速度は217km/h、0→100km/h加速は6.9秒でこなす。

後者はロングレンジのバッテリーを搭載し、航続距離はWLTCモードで595km。最高速度は250km/h、0→100km/h加速は3.7秒という俊足モデルだ。スーパーチャージャーで約15分の急速充電を行えば、最大275kmの走行が可能になる。

ゆとりたっぷりの室内空間。荷室容量は2000Lオーバーを確保

室内空間は十分に広く、おとな5人が楽に座れる広さがある。リアシートは3分割可倒式でフラットになるので、収納や乗車スペースを自由に調整することが可能だ。ラゲッジスペースも、フランク(フロントのボンネット内スペース)とリアシート後ろのスペースを合わせると、2158Lという広大な容量を誇る。

画像: 15インチのタッチスクリーンを備え、物理的スイッチを極力なくしたインテリアは、他のテスラ車と似ている。

15インチのタッチスクリーンを備え、物理的スイッチを極力なくしたインテリアは、他のテスラ車と似ている。

インパネには15インチのタッチスクリーンが備わり、大型のガラスルーフやシートヒーター(前後席とも)などを標準装備。自動運転のレベル2にあたる運転支援機能「オートパイロット」も備え、こうした機能はワイヤレスでソフトウエアのアップデートが可能だ。

車両価格(税込)は、モデルY(RWD)が619万円、モデルY パフォーマンス(デュアルモーターAWD)が809万円。注文はテスラモーターズジャパンのWebサイトから可能だ。モデルY(RWD)は、令和3年度補正予算および令和4年度「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象車両となるが、モデルY パフォーマンスは申請準備中だ。

画像: Model Y Deliveries Begin! youtu.be

Model Y Deliveries Begin!

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