ふつうに走っている限りは、ほとんどFWD
サイズ的にはBEVのアベンジャーとほぼ同じだが、よく見ると顔つきはけっこう違う。ジープ伝統の7スロットグリルやLEDヘッドランプなどは共通だが、専用デザインのフロントバンパースポイラーや、キズが目立ちにくいモールドインカラー素材のフロントフェシア下部、夜間の視認性を向上させるためより高く外側に配したフォグランプなどで、どちらかといえば都会的な顔つきのBEVよりアウトドア指向を強めているようだ。それは、ルーフレールやリア牽引フック、オールシーズンタイヤの標準装備からもうかがえる。

インパネまわりのデザインはBEVのアベンジャーとほぼ同じ。ATセレクターはセンターコンソール上方のボタンスイッチ式となるのも同じだ。
インテリアも、アウトドア指向でシート地は撥水加工ファブリック(BEVはレザー)となっているが、インパネまわりの景色は変わらない。10.25インチのメーターディスプレイとタッチパネルモニター、センターダッシュのエアコン関係のスイッチも共通だ。では、最近のステランティス車が多く用いている、ボタンスイッチ式のATセレクターをDに入れて、走り出そう。
セレクテレインと呼ばれるジープ独特のドライブモードは、このアベンジャー4xeでは「オート」「スポーツ」「スノー」「サンド/マッド」の4つが選べる。「オート」では、市街地でも高速道路でも走りの印象は3008やジュニアと大きく変わらない。つまり、モーターで発進して車速が20km/hくらいになるとエンジンがかかり、それでも流れに乗って走っていれば40km/hくらいでもモーター走行するが、駆動は前輪のみ。約30〜90km/hでは必要時のみ後輪も駆動するとされているが、今回はドライの舗装路ばかりの走行で、オートでは4WDになることはほとんどなかった。
直3ターボエンジンのレスポンスの良さはステランティスのハイブリッド車の美点のひとつだ。低速域からトルクが立ち上がりアクセルペダルを少し踏み込めば瞬時に加速する走りっぷりの良さは、相変わらずで気持ちが良い。

ステランティスのHEVに多く採用されている1.2L 直3ガソリンターボエンジン+2モーターに、リアにも後輪駆動用のモーターを組み合わせたハイブリッド4WD。
