「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2013年に日本導入が決定した、テスラ モデルSだ。

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テスラ モデルS(2013年:ニューモデル)

アメリカのEV専門メーカー、テスラが「ロードスター」に次ぐ第二弾として送り出したのはフルサイズ サルーンの「モデルS」だ。試乗車は北米仕様のデモカーだが、まずは日本の公道でのファーストインプレッションをお届けしよう。

画像: スタイル的にはクーペだが、リアにゲートを備えた5ドア ハッチバックだ。

スタイル的にはクーペだが、リアにゲートを備えた5ドア ハッチバックだ。

21世紀も早くも12年が過ぎた(編集部註:2013年当時)。21世紀に間に合ったのはHVのプリウスくらいだが、今いちばん現実的に未来を感じさせてくれるクルマと言ったら、テスラのモデルSしかないだろう。

さて、まずはドアをどうやって開けるのか? メルセデス・ベンツ SLSもそうだったが、ドアノブがピタッとドアとツライチに収納されている。まぁ焦らずともクルマのカタチを模したキーフォブのドア部分を触れば、瞬時にドアロックが解除されてノブが登場するのだが、これだけで気分は未来へ誘われる。

乗り込むと目に飛び込むのは、17インチのタッチパネル式ディスプレイモニター。これで、クルマのパワーON/OFFから各種セッティング、サンルーフの開閉にいたるまで、すべてをコントロールできる。もちろん、この中にオーディオもナビもすべて組み込まれていて、簡単に言ってしまえばアイパッドみたいなもの。

しかし、さすがに窓の開閉やドアミラーの調整などは普通の物理スイッチが使われていて、ひと安心。ハザードスイッチはもう少し大きい方がいいような気がしたものの、タッチパネルは手探りでは操作しにくいので、よく使う基本的スイッチはアナログ式がありがたい。ちなみによく見るとこのスイッチ類、メルセデス・ベンツのものとソックリだが、テスラではメルセデスから部品を供給されてはいないとのこと。

画像: 17インチもあるタッチ式モニターが特徴的なコクピット。変速レバーはメルセデス式のコラムシフトだ。

17インチもあるタッチ式モニターが特徴的なコクピット。変速レバーはメルセデス式のコラムシフトだ。

また、インパネにはウッド、トリムには革など、異素材がユニークに組み合わされている。凝ったデザインではあるものの、未来的な雰囲気の中に身を置いてもなんとなく落ち着きを感じるのは、自然素材をうまく取り入れているからに違いない。

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