2026年10月16日〜18日(現地時間)、WEC世界耐久選手権第7戦「バルセロナ6時間」がスペインのカタロニア・サーキットで行われ、8号車トヨタ TR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮) が優勝。2位にも7号車トヨタ TR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組)が続き、トヨタが1-2フィニッシュを達成。最終戦を待たずしてマニュファクチャラーズタイトル獲得を決定した。

文:Webモーターマガジン編集部
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ウエット路面の中、序盤からトヨタが1-2体制を形成

決勝スタート時の天候は雨。各車ウエットタイヤを履く中、スタート直後の1コーナーから接触やスピンが発生、1周を経過せずにバーチャルセーフティカー(VSC)が導入される波乱の展開に。

そんな中、2番手スタートの8号車トヨタは早々にトップに浮上。一方、9番手グリッドからスタートした7号車トヨタもスタート後1時間が経過する頃には2番手に上がり、トヨタが1-2体制を作り上げる。

8号車トヨタはスタート手順違反による5秒のタイムペナルティを受けたものの、路面が乾きドライコンディションになってもその速さは変わらず、ペナルティを消化しても7号車に対して10秒のリードを築き、さらにライバルとの差は20秒以上に広がっていた。

画像: 全車ウエットタイヤを装着してレース開始。2番手グリッドからスタートした8号車トヨタは序盤にトップに浮上、その後、変化する路面コンディションの中、7号車も2番手に進出。トヨタの2台は安定した速さを披露した。

全車ウエットタイヤを装着してレース開始。2番手グリッドからスタートした8号車トヨタは序盤にトップに浮上、その後、変化する路面コンディションの中、7号車も2番手に進出。トヨタの2台は安定した速さを披露した。

ドライバーズタイトル争いはトヨタ同士の最終決戦へ

トヨタにとっての試練は、残り2時間でのセーフティカー導入。これによりトヨタのリードは一旦リセットされたが、レースが再開されると、2台のトヨタは再びファステストラップを更新しながらリードを拡大していく。

レース終盤は、36号車アルピーヌ、38号車キャデラックがピットのタイミングがオフセットして抵抗を試みるが、後続に大差をつけたトヨタ2台はフィニッシュまでレースを完全支配。ファイナルラップにはランデブー走行となり、トップ8号車、2番手7号車のままでゴールした。

8号車トヨタは、第1戦イモラ、第6戦富士に続く、シーズン3勝目。トヨタ陣営としては、7号車トヨタル・マン制覇を加えて、シーズン4勝目を記録した。

チャンピオン争いは、トヨタが1-2フィニッシュを飾る一方で、マニュファクチャラーズランキング2位のBMWは15号車が7位、20号車はポイント圏外に終わったことで、最終戦を残してトヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得が決定した。

なおドライバーズタイトル争いは、8号車トヨタのブエミ/ハートレー/平川亮、7号車トヨタのコンウェイ/小林可夢偉/デ・フリースの2つのクルーに絞られ、その決着は最終戦に持ち越されることになった。

画像: 残り2時間でのセーフティカー導入でトヨタのリードはリセットされたが、トヨタ勢の速さは揺るがなかった。

残り2時間でのセーフティカー導入でトヨタのリードはリセットされたが、トヨタ勢の速さは揺るがなかった。

画像: WEC第7戦「バルセロナ6時間」を制したブエミ/ハートレー/平川亮(8号車トヨタ)。2位にも7号車トヨタ(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組)が続いた。

WEC第7戦「バルセロナ6時間」を制したブエミ/ハートレー/平川亮(8号車トヨタ)。2位にも7号車トヨタ(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組)が続いた。

その最終戦「モンツァ6時間」はイタリア・モンツァサーキットで11月6日に開幕、決勝レースは11月8日に行われる。(文:新村いつき)

2026年WEC世界耐久選手権第7戦「バルセロナ6時間」 決勝

1位 8 トヨタ TR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)203周
2位 7 トヨタ TR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/デ・フリース)++0.583s
3位 50 フェラーリ499P(フォコ/モリーナ/ニールセン)+39.725s
4位 38 キャデラック VシリーズR(バンパー/ブルデー/エイトケン)+52.811s
5位 83 フェラーリ499P(イーフェイ/クビサ/ハンソン)+53.353s
6位 12 キャデラック VシリーズR(スティーブン/ナト/リン)+1.20.751s

2026年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第7戦終了時)

1位 ブエミ/ハートレー/平川亮(#8 トヨタ)114
2位 コンウェイ/小林可夢偉/デ・フリース(#7 トヨタ)97
3位 ラスト/フラインス(#20 BMW)75
3位 マグヌッセン/マルチェッロ(#15 BMW)75
5位 ヴァントール(#15 BMW)69
6位 リンデ(#20 BMW)65
7位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(#51 フェラーリ)59

2026年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第7戦終了時)

1位 トヨタ 212
2位 BMW 154
3位 フェラーリ 130
4位 キャデラック 118
5位 アルピーヌ 104

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