TOYOTA GAZOO Racingの2017年活動計画が発表された。いちばんの注目はすでに開幕戦で2位入賞という快挙を成し遂げたWRCへの復帰。そして、昨年、あと3分というところで涙を飲んだル・マン24時間レースでのリベンジだろう。
画像: TOYOTA GAZOO Racingから、レース&ラリーに参戦するドライバーたちと豊田社長、嵯峨専務。

TOYOTA GAZOO Racingから、レース&ラリーに参戦するドライバーたちと豊田社長、嵯峨専務。

豊田章男社長がサプライズで登場

2017年2月2日、トヨタ自動車はTOYOTA GAZOO Racingの活動計画を発表した。まず、トヨタ自動車でモータースポーツ部門を統括する嵯峨専務から活動報告があり、その後、18年ぶりに復帰したWRCの初戦、モンテカルロラリーにおいてヤリスWRCで2位に入ったヤリ-マティ・ラトバラ選手とチームのトミ・マキネン代表のトークセッションがあった。

画像: GRヴィッツWRC www.youtube.com

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マキネン代表によるとチームには3つのキーワードがあって、それがうまく浸透したのでいい結果を生んだという。そのキーワードとは「責任感、透明性、信頼」だそうで、さらに競技中はリラックスしよう、楽しもう、ということを実践して、いい結果につながったそうだ。

画像: 豊田章男社長(左)とWRCモンテカルロラリーで2位入賞を果たしたヤリ-マティ・ラトバラ選手。

豊田章男社長(左)とWRCモンテカルロラリーで2位入賞を果たしたヤリ-マティ・ラトバラ選手。

そうしたトークが繰り広げられる中、サプライズで登場したのがモリゾウこと豊田章男社長だ。その後マキネン代表の「クルマを愛しているからこそ、速く走らせる方法がわかるのです」という言葉に豊田章男社長も大いに納得、WRCでの今後の活躍に期待が膨らむトークショーとなった。

その後、他のカテゴリーに参戦する選手、マシンの紹介が順次行われたが、トヨタが育てた日本のエース、中嶋一貴選手と小林可夢偉選手も登場した。ふたりともWECと全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦、中嶋一貴選手はさらにスーパーGTにも出場して今年から投入されるレクサスLC500のステアリングも握ることになる。

画像: WRC第2戦スウェディッシュラリーは2月9日からだ。

WRC第2戦スウェディッシュラリーは2月9日からだ。

TOYOTA GAZOO Racingはモータースポーツ活動を通じて「もっといいクルマづくり」を進めていくと共に、クルマ好きの気持ちにもっと応えていき、「クルマファンの拡大」につなげていくとのこと。クルマ好きとしては、そこにル・マンの勝利とWRCでのチャンピオン争いがついてくることを期待したい。

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