最終日はすべてのSSでトップタイムをマーク
ヤリスWRCで出場しているラトバラ選手は、WRC第2戦ラリースウェーデンの競技4日目となる最終日を首位で迎えた。しかし、そのリードはわずか3.8秒で激戦が予想された。
しかし、3本あったSSのすべてにおいてラトバラ選手はトップタイムをマークして、2位に対するリードを29.2秒に拡大し、WRC復帰2戦目にして早くも優勝を飾った。また、トヨタにとっては1999年のラリーチャイナ以来となる18年ぶりのWRC優勝となった。
豊田彰男チーム代表は以下のようにコメントしている。
「18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。ファンの皆さま、応援ありがとうございました」
●ラリー・スウェーデンの結果
1 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) 2h36m03.6s
2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +29.2s
3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +59.5s
4 ダニ・ソルド/マルク・マルティ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m11.5s
5 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエン C3 WRC) +2m51.2s
6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +5m26.6s
7 ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +5m31.2s
8 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン DS3 WRC) +7m14.7s
9 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+9m11.1s
10 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ R5) +10m02.9s
23 ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリス WRC) +23m05.6s