2代目ポルシェパナメーラがついに日本上陸を果たした。昨年の6月から11月にかけてモデルによって順次、予約受注が開始されていたニューパナメーラだが、待望の国内初お披露目となった。
ポルシェ911GT3(997型)を上回るニュルでのラップタイム
ニューポルシェパナメーラは2016年6月にドイツのベルリンで世界初公開されるとともに、日本でも予約受注が始まっていた。その後、9月と11月にモデルを追加して充実したラインナップとなっていたが、ついに現車が日本へ上陸した。
そのお披露目となる発表会が昨年オープンした東京・銀座の新しいランドマークである「東急プラザ銀座」で行われた。冒頭、七五三木(しめぎ)ポルシェジャパン社長の挨拶では、日本におけるポルシェの好調ぶりが語られたが、その立役者はマカンであり販売の3割を占めるということだった。もちろん、ポルシェ人気のベースとなるのは911、ケイマン、ボクスターといったスポーツカーだが、ニューパナメーラによって、さらに販売を上積みしたいところだろう。
続いて、ドイツのポルシェAGから来日したDr.ステファン・ウッチのプレゼンテーションでは、ニューパナメーラの注目ポイントについて説明があった。それによるとまずパナメーラターボがニュルブルクリンク北コースを7分38秒でラップしたとのこと。これは純スポーツカーである997型911GT3が数年前にマークした7分40秒を上回るもので、ニューパナメーラは驚異的な運動性能を持つことが明らかになった。
さらにインフォテインメントでは、PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)が搭載されており、これがラグジュアリーサルーンであるニューパナメーラにとって大きなニュースである。PCMは昨年1月に発表された911(991後期型)から日本でも展開されているものだ。
なお、3月11日、12日に全国のポルシェディーラーで「パナメーラデビューフェア」が開催されるそうだ。