1980年に登場した「セリカ・カムリ」を初代カムリ、と呼ぶ人も多いが、ここではサブネーム扱いではなく正式な車名となった1982年登場のカムリ/ビスタを「初代」と呼ぶことにしよう。登場はいまから37年も前のこと。直線的なボディラインやインテリアデザインが人気の時代だった。
初代カムリ/ビスタってどんなクルマ?
カムリは「冠」からくるネーミング。ただ、1980年に登場した「セリカ・カムリ」があるため、1982年発売のこのモデルを初代カムリと呼ぶのかどうかは、ファンの間にも色々と意見がある。
直線基調のボディデザインは当時の流行。2600mmのホイールベースで室内スペースはゆとりがあった。
また最上級グレードに、当時としては斬新なデジタル式の「エレクトリック・ディスプレイ・メーター」を採用するなど、ミドルクラスセダンながら先進性をも備えていた。
カムリ/ビスタは姉妹車で、1832ccのレーザー1Sエンジンに5速MTの組み合わせのみ。グレードはカムリ/ビスタとも4グレードあった。
生産は堤工場。カムリはトヨタカローラ店、ビスタはトヨタビスタ店で販売。
初代カムリ/ビスタの主なスペック(カムリ1800ZX)
全長×全幅×全高:4400×1690×1395mm
車両重量:1315kg
ホイールベース:2600mm
エンジン型式:1S
エンジン種類・排気量:直4OHC・1832cc
最高出力:100ps 最大トルク:15.5kgm
燃費:12.5km/L(10モード)
車両価格
カムリ 117万5000〜165万7000円(東京。以下同)
ビスタ 117万5000〜165万7000円
1982年【昭和57年】には何があった?
ニュース
●500円硬貨発行
●東北/上越新幹線開業
●テレホンカード開始
ヒット曲
●待つわ あみん
●セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子
●聖母たちのララバイ 岩崎宏美
●心の色 中村雅俊
●北酒場 細川たかし