「ZF <ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG>」が、2017年のモータースポーツ活動について発表。日本でもスーパーGTのシリーズパートナーを担うなど、モータースポーツに対する取組みは実に幅広く積極的だ。さらにただ参戦するだけではない、ユニークなパブリシティ活動にもぜひ注目してほしい。

作っているのはトランスミッション…だけではありません。

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ZFが取り組んでいる事業は、私たちが知っている以上に幅広い。リリースにざっくり挙げられているだけでも「ドライブライン、シャシ、およびアクティブ&パッシブ・セーフティ・テクノロジー分野における自動車関連部品」を扱っているのだそう。さまざまなシーンでワイドかつディープにクルマの革新に取り組んでいる、屈指のグローバル・サプライヤーなのだ。

レースに対する取り組みも、もちろんワールドワイドだ。欧州で人気のDTMでは全車両にレーシングクラッチを提供、F1GPではフェラーリをはじめ5つのチームがZF製ダンパーを搭載しているという。ル・マン24時間レースのほか日本でも富士スピードウェイで開催されているWEC(世界耐久選手兼)や、ニュル24時間レースなどのハードな耐久系バトルで勝つためにも、その製品・技術は不可欠だ。

スーパーGTのお仕事が体験できるユニークなプログラム

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日本のレースシーンでも、その存在感は年々高まっている。たとえばスーパーGTでは、2013年からシリーズ・パートナーとして活動、2014年からはGT500クラスのレクサスRC Fと日産GT-Rの全マシンにレーシングクラッチシステムの供給を行っている。ユニークなのは「日本でのコミュニケーション活動」として、ファンに向けたさまざまな発信活動を行っているところだろう。

たとえば2017年から新たに始まる「ZFドリームジョブ」は、スーパーGTのレース現場で、さまざまな仕事を体験し、モータースポーツの楽しさを舞台裏からも知ってもらおうというプログラムだ。もともとは高校生までを対象に行っていたもので、体験する仕事はメカニックやチームマネージャー、場内アナウンサーなど多種多彩。今シーズンからは、20歳まで対象が広げられることになった。

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☆高校生がSUPER GTのメカニック体験!☆2016 ZF KIDS DREAM JOB

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さらに2017年から新たに、レースクイーン経験もあるタレント、渡辺順子が「ZFモータースポーツ・アンバサダー」に「就任」。YouTubeでは公式チャンネルを展開するほか、世界中のモータースポーツにまつわる話題を提供する専門ウェブサイト、Facebook、Instagramといったデジタルコミュニケーションの場がさらに充実していくという。ウェブサイトでは、「世良耕太のZFテックセミナー」や「ZFジャパンがモータースポーツの舞台裏に迫る」など、オリジナリティ溢れるコンテンツも必見だ。

フォーミュラEなど、次世代のモータリゼーションの革新にも挑戦的

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2016年からは、電気自動車のF1と謳われる「FIAフォーミュラE選手権」で、ヴェンチュリー・フォーミュラEチームと提携。その戦いを通して、「電気モーター、インバーター、トランスミッションを一体化するまったく新しいドライブライン」の開発も行っているという。レース現場から始まり磨かれていくこうした技術革新は、ZFの製品や技術を通じて身近なクルマの面白さをますます進化させてくれるハズだ。

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