駐車中に充電できるプラグインハイブリッドは、電気自動車とハイブリッドカーの間にあるクルマ。自宅の駐車場で夜間電力で充電できるって、とってもお得な気がする。
PHVの大容量バッテリーは災害時の備えにもなる
ハイブリッドとは、エンジンとモーターという2つの動力源をミックスさせたクルマという意味。2つの動力を使い分けることで燃費性能を高めている。トヨタのプリウスが、その先駆者であり、代表格だ。
プラグインハイブリッドは、そんなハイブリッドの発展形。英語では「Plugin Hybrid」。これにクルマ(Vehicle)をプラスして「PHV」と表示することもある。または、プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)と呼んで、それを略して「PHEV」と表示することもある。つまり、内容的にはすべて同じなのだ。
特徴は“プラグイン”できること。充電する際に、コードをコンセントに差し込むのを“プラグイン”と称するわけだ。
ハイブリッドカーよりも大きなバッテリーを積んでいて、駐車中に充電することで、電気だけで走る距離を伸ばすことができる。これがプラグインハイブリッドの特徴だ。電気だけで走っている間は、ガソリンを使わずに排気ガスをゼロにできる。
バッテリーが残り少なくなった時は、ガソリンでエンジンを回して発電。外部に給電することもできるので、アウトドアや災害時の電源としても使える。
![画像: プリウスPHVは0から満充電するのに、200V充電の場合は約6.5kWh、100V充電の場合は約8kWhの電力量が必要。契約内容によって異なるが、1kWh=24円だと、100V充電で満タンにするのに192円。100円玉2枚で、EV走行距離68.2km(カタログ値)走れることになる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2017/04/22/173b41a191e473eaaa26fa4e0642a4caf1a75f0f_xlarge.jpg)
プリウスPHVは0から満充電するのに、200V充電の場合は約6.5kWh、100V充電の場合は約8kWhの電力量が必要。契約内容によって異なるが、1kWh=24円だと、100V充電で満タンにするのに192円。100円玉2枚で、EV走行距離68.2km(カタログ値)走れることになる
(文:鈴木ケンイチ/Webモーターマガジン編集部) 2017.5.23