駐車中に充電できるプラグインハイブリッドは、電気自動車とハイブリッドカーの間にあるクルマ。自宅の駐車場で夜間電力で充電できるって、とってもお得な気がする。
PHVの大容量バッテリーは災害時の備えにもなる
ハイブリッドとは、エンジンとモーターという2つの動力源をミックスさせたクルマという意味。2つの動力を使い分けることで燃費性能を高めている。トヨタのプリウスが、その先駆者であり、代表格だ。
プラグインハイブリッドは、そんなハイブリッドの発展形。英語では「Plugin Hybrid」。これにクルマ(Vehicle)をプラスして「PHV」と表示することもある。または、プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)と呼んで、それを略して「PHEV」と表示することもある。つまり、内容的にはすべて同じなのだ。
特徴は“プラグイン”できること。充電する際に、コードをコンセントに差し込むのを“プラグイン”と称するわけだ。
ハイブリッドカーよりも大きなバッテリーを積んでいて、駐車中に充電することで、電気だけで走る距離を伸ばすことができる。これがプラグインハイブリッドの特徴だ。電気だけで走っている間は、ガソリンを使わずに排気ガスをゼロにできる。
バッテリーが残り少なくなった時は、ガソリンでエンジンを回して発電。外部に給電することもできるので、アウトドアや災害時の電源としても使える。
(文:鈴木ケンイチ/Webモーターマガジン編集部) 2017.5.23