今回の走行テストは量産前の最終開発車両で行われ、先代のシビック タイプRが記録したタイム(7分50秒63)を7秒近く更新。そしてこれまでのニュルFF最速だったVWゴルフGTIクラブスポーツSの7分47秒19を3秒以上更新している。
新型シビック タイプRは、先代モデルに対して「2.0L VTEC TURBO エンジン」の進化(最高出力320馬力、最大トルク400Nm)や6速マニュアルトランスミッションのローレシオ化によって加速性能を向上。加えて、新プラットフォームの採用によるねじり剛性の大幅向上(プラス38%)やボディーの軽量化(マイナス16kg)、マルチリンク式リアサスペンションの採用によるステアリングの応答性やコーナリング性能がさらに向上を遂げており、これらにより運動性能が大幅に上げてきた。
また、新型シビック タイプRは、サーキットでの走行性能だけではなく、一般公道でのグランドツアラー性能も大幅に進化しており、新たに設定したコンフォートモードを含む、3つのドライビングモードによって、市街地からサーキットまで、より幅広い走行シーンにマッチしたダイナミック性能を提供する。
生産は、ホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド<Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.>で行われ、2017年夏より欧州と日本・北米を含む世界各国で販売される予定となっている。
参考)ニュルブルクリンクのタイム
ニッサン GT-R NISMO N Attack Package(2014年モデル)
7分8秒679
レクサス LFA ニュルブルクリンクパッケージ
7分14秒64
VW ゴルフ GTIクラブスポーツS
7分47秒19 (これまでのFF最速)