Motor Magazine誌ではLongterm Reportと題して、テスト車をある程度の期間にわたって実際に乗って使用してみたレポートを紹介しています。今回は、その中から2014年10月から2016年11月までの2年間あまりで3万6000kmほど走行したフォルクスワーゲン ハイアップ!をねちっこくまとめた記事のレポートを、順を追ってこちらでご紹介させていただきます。[出典:Motor Magazine 2016年04
月号]

第17回 17カ月目 2万6062km
今月の走行距離:1674km
燃費:1592km÷90.8L=17.5km/L
2016年1月21日〜2016年2月22日

雪の信州路を軽快に走り抜ける。

画像: 女神湖の駐車場にたたずむMMアップ!号。あいにく今シーズンは、コンディションの問題で女神湖の凍結湖面上での特設コース試乗は全面的に中止となってしまったので、この日は周辺道路を使っての雪上試乗取材が行われた次第。今月は取材のお供に出かける機会が多く、稼動日数は多くない割に走行距離は伸びた。それと運行記録ノートに記されるトリップメーターの値に誤りが多い。メーターの表示が見にくいことも原因なのだろう。

女神湖の駐車場にたたずむMMアップ!号。あいにく今シーズンは、コンディションの問題で女神湖の凍結湖面上での特設コース試乗は全面的に中止となってしまったので、この日は周辺道路を使っての雪上試乗取材が行われた次第。今月は取材のお供に出かける機会が多く、稼動日数は多くない割に走行距離は伸びた。それと運行記録ノートに記されるトリップメーターの値に誤りが多い。メーターの表示が見にくいことも原因なのだろう。

3月も近くなってくると、そろそろ春の訪れを期待したくなるところだ。時おり、季節外れのように暖かい日があったりもするが、東京近郊でもまだ結構な冷え込みが続いている。MMアップ!号も、もうしばらくの間は、スタッドレスタイヤを装着したコンディションで稼動してもらうつもりだ。ちなみに去年(2015年)の運行記録ノートを見返してみると、4月7日にサマータイヤへの交換を行っていた。さて今号のMotorMagazine誌では、いわゆる雪上試乗会のレポートをまとめてご紹介しているが、その試乗会へ参加するためには、当然、雪道を走っていくことになる。となれば、MMアップ!号の出番である。そこで今回は、長野方面で開催された雪上試乗会に参加した編集部Mに、スタッドレスタイヤを装着したMMアップ!号の印象を伝えてもらおう。

通常走行なら、安心して運転することができた。

画像: 快晴に恵まれた状態のビーナスライン。除雪が行き届いたこうした路面なら、ブリヂストンのスタッドレスタイヤVRXを装着したMMアップ!号なら、ほぼ不安なく走ることができる。ただし気温が下がる夜間などで凍結した路面を走行するような場合には、より慎重な運転が求められることはもちろんである。

快晴に恵まれた状態のビーナスライン。除雪が行き届いたこうした路面なら、ブリヂストンのスタッドレスタイヤVRXを装着したMMアップ!号なら、ほぼ不安なく走ることができる。ただし気温が下がる夜間などで凍結した路面を走行するような場合には、より慎重な運転が求められることはもちろんである。

「1月末に、長野県にある女神湖まで取材のためにMMアップ!号で出かけた。諏訪インターチェンジで中央道を出て国道152号線を抜け、白樺湖の先からビーナスラインに入る。標高がさらに高くなる車山高原から先の路面は、積雪数cmほどで基本的には表面がやや柔らかいコンディションの圧雪状態。雪深いわけではないので、スタックしてしまうようには思えない。日射しが当たって溶けかけている部分もあれば、山影などの場所ではガチガチに凍っているなど、路面の状況は刻々と変化した。MMアップ!号は、ボディが小さいこともあって、路面の轍に合わない場所などではハンドルの操作に気を遣う。また、4WDではなく普通のFFなので、強引なこともできない。だがブリヂストン製スタッドレスタイヤ『ブリザックVRX』の威力はやはり大きい。通常の走行であれば、大した不安を抱くことなく、安心して運転することができた。時おり、凍結している路面とかではズルっとさせてしまうこともあったが、それも一瞬のこと。大きく滑り出してしまうようなことはなかった。ハンドルの手応えが常にちゃんとあったので、それでとても安心して運転できた。あと、やはりシートヒーターの装備がありがたかったな。それから、インパネ内のオドメーターやトリップメーターなど、赤く細い文字で表示されている数字は、サイズが小さいのと数字が接近して表示されるので見にくいね」とのことであった。確かにアップ!のトレッドは狭いので、他車によって作られた深めの轍だとちょっと走りにくいだろう。それと編集部のMは、眼鏡の度数を合わせることも必要、なのかもしれない、と思ったりもした。

画像: 2シーズン目を迎えたブリヂストン製スタッドレスタイヤ、ブリザックVRX。5本スポークホイールは、スタッドレスタイヤ装着用として選んだボルベット製タイプFホイール。夏タイヤ用にも使用したいぐらい気に入っている。

2シーズン目を迎えたブリヂストン製スタッドレスタイヤ、ブリザックVRX。5本スポークホイールは、スタッドレスタイヤ装着用として選んだボルベット製タイプFホイール。夏タイヤ用にも使用したいぐらい気に入っている。

画像: 最近はボタン式やキーフォブ式となっているモデルも多いが、アップ!のエンジン始動は昔ながらの伝統的な方法だ。ハンドルコラム右側のシリンダーへキーを差し込んで、右回転方向にひねるタイプ。この時、キーシリンダーの鍵穴へ一発でキーをスルッと差し込むことができると、ちょっと気分がいい。

最近はボタン式やキーフォブ式となっているモデルも多いが、アップ!のエンジン始動は昔ながらの伝統的な方法だ。ハンドルコラム右側のシリンダーへキーを差し込んで、右回転方向にひねるタイプ。この時、キーシリンダーの鍵穴へ一発でキーをスルッと差し込むことができると、ちょっと気分がいい。

This article is a sponsored article by
''.