
2年前のニューヨークオートショーに出品されたBRZ STIパフォーマンスコンセプト。搭載エンジンは2リッターのEJ20型ターボをイメージしているとアナウンスされていた。
およそ2年前のニューヨークオートショーで、注目を集めたBRZのターボモデル。当時の公式発表では「今後、STIが北米でも本格的な活動を行う」ことをイメージしたコンセプトモデルであり、「発売の予定はない」というものだった。ちなみにコンセプトカーで想定されていたターボエンジンは、WRX STIに搭載されているEJ20型DOHCターボ。最高出力は308馬力。これが搭載されたら、NAエンジン(FA20型)のBRZとはまったく違う世界が見えてきそうだったのだが…?

こちらはGT300に参戦しているBRZに搭載されるEJ20型ターボ。さすがにこれをそのまま搭載することはないだろう。
スバル関係者やスバル系のチューナーに聞いても、「エンジン搭載位置を限界まで下げているBRZでは、(FA20型のままでは)ターボの配管の取り回しが難しい」と否定的なコメントが多く聞かれたものだった。やっぱ、無理だよねぇ…とその存在さえ忘れかけていたのだが、どうやら北米スバルは本気で発売するつもりのようだ。

ワイドボディ、巨大なウイング…BRZとはかなり趣が異なる。今回寄せられた目撃情報では、ここまでアグレッシブではないがイメージはかなり近い、という。
下に紹介するのは米のSNSサイト「motor1」に掲載された最新のスクープ画像だが、だいぶ大人しくなっているとは言え、エクステリアはコンセプトカーのイメージそのまま。すでに、完成間近な雰囲気が濃厚に漂う。同サイトにはほかにもさまざまなアングルの画像がアップされているので、ノーマルモデルとの違いを探してみるのも一興か。でも、エンジン換装となると日本での発売は難しいかなぁ?