輸入車Cセグメントの雄、フォルクスワーゲン・ゴルフが5月25日にマイナーチェンジ。通常のゴルフだけでなく、ゴルフRやヴァリアント、オールトラックも同時に変更されている。
画像: ゴルフRは従来比+30psの310psにパワーアップ。6速MT仕様は549万9000円、6速DSG仕様は559万9000円。

ゴルフRは従来比+30psの310psにパワーアップ。6速MT仕様は549万9000円、6速DSG仕様は559万9000円。

画像: ゴルフRのリアスタイル。土砂降り・・・。

ゴルフRのリアスタイル。土砂降り・・・。

デジタル化が進んだ車内

1974年にドイツで誕生。翌年日本に導入が始まったフォルクスワーゲン・ゴルフ。VWの基幹車種でありながらも、毎回斬新なチャレンジを仕掛けてくるVWゴルフの特徴でもありまして、なかでも5代目と7代目は大きなニュースがありました。

まぁ個人的にいちばん思い入れがあるのは、現在に続くTSIエンジンの投入やDSGの採用を始めた5代目だったりするのですが、そんな話はさておき、今回はMQBプラットフォームを採用して話題となった、現行ゴルフⅦのマイナーチェンジ。

大きく変わったポイントは、何といってもデジタル化が進んだこと。たとえばパサートから始まった、ナビ画面も表示できる液晶メーターが採用されたり、センターには9.2インチ大型前面タッチスクリーンのディスプレイが設置されたり。その操作がジェスチャーコントロールでできたり…という感じ。ようは、最近流行りのコミュニケーションツールが発展しました〜というのが、最大のポイントになります。

画像: ゴルフRヴァリアントのインテリア。

ゴルフRヴァリアントのインテリア。

画像: 12.3インチのデジタルメーター「アクティブインフォディスプレイ」を初採用。

12.3インチのデジタルメーター「アクティブインフォディスプレイ」を初採用。

画像: ナビシステム「ディスカバープロ」も8インチから9.2インチに変更している。

ナビシステム「ディスカバープロ」も8インチから9.2インチに変更している。

加えて安全装備。プリクラッシュセーフティシステムに歩行者検知機能が追加されたり、渋滞時の疲労軽減にひと役買ってくれる、トラフィックアシストがほぼ全グレードに装備されたり。運転中、四六時中緊張しているのは無理ですから、やはり転ばぬ先の杖はありがたいです。

熟成されカッチリとした走りが魅力

そしてもちろん、マイナーチェンジですから、前後バンパー等々、多少のデザイン変更と言ったところでしょうか…。と、ここまで来ればお気づきですよね。そうなんです。今回は運動性能の基本的な変更はないんですよ。でも、あえて発表するまでもない熟成は進んでいるのでしょう。改めて乗ってみると、カッチリ感が増したような気がしたのは私だけでしょうか?

ちなみに今回ゴルフヴァリアントやオールトラック、ゴルフR等もマイナーチェンジしましたが、その中で乗るチャンスがあったのがRヴァリアント。こちらは、310psまで出力が引き上げられて、パンチ力が増しておりました。ノーマルのヴァリアントと比べると、ボディの一体感も格段の差。ワゴンなのに純粋なスポーツカーと名乗れる1台、これもトピックスに追加していいニュースかもしれませんね。

画像: ゴルフ オールトラックもマイナーチェンジ。フロントのデザインなどが変更されている。359万9000円。

ゴルフ オールトラックもマイナーチェンジ。フロントのデザインなどが変更されている。359万9000円。

ゴルフRヴァリアント 主要諸元

●サイズ=4595×1800×1465mm ●車両重量=1570kg ●エンジン=直4DOHCターボ 1984cc ●最高出力=310ps/5500-6500rpm ●最大トルク=400Nm/2000-5400rpm ●JC08モード燃費=13.0km/ℓ ●569万9000円

画像: ゴルフRヴァリアント。

ゴルフRヴァリアント。

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