ポルシェ911 GT2 RSが、ニュルブルクリンク北コースで6分47秒3のラップタイムをマーク。公道走行が可能なスポーツカーの新記録を樹立した。
画像: ニュルの最速記録を更新したポルシェ911 GT2 RS。

ニュルの最速記録を更新したポルシェ911 GT2 RS。

700psのハイパワーマシン

ポルシェ911 GT2 RSは、2017年6月、イギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開された公道を走行できるスーパーマシンだ。

パワーユニットは911ターボSの3.8L水平対向エンジンのターボを大型化し、最高出力は580psから700psへとアップ。トランスミッションは7速PDKで、もちろんGT2と同様にRRの後輪駆動、0→100km/h加速は2.8秒、最高速は340km/hに達するという。

画像: フランク=シュテッフェン・バリサー博士をはじめとする記録を達成したメンバー。

フランク=シュテッフェン・バリサー博士をはじめとする記録を達成したメンバー。

ポルシェAGのモータースポーツおよびGTカー担当のフランク=シュテフェン・バリサー博士は「GT2 RSの開発を開始した時点では7分5秒のラップタイムを目標にしていました。これを17秒7も短縮できたのは開発エンジニア、メカニック、そしてドライバーの功績です。GT2 RSが歴代最速の911になりました」と語っている。

また、この6分50秒を切るラップタイムは、ポルシェワークスドライバーのニック・タンディによって一度限りではなく5回マークされたという。そして、ポルシェのテストドライバーのラース・ケルンにより新記録の達成となった。ラップタイム6分47秒3は、全長20.6kmのコースを平均184.11km/hで走ったということだ。

画像: この記録はいったいどこまで伸びるのだろうか。畏るべしポルシェ911。

この記録はいったいどこまで伸びるのだろうか。畏るべしポルシェ911。

なお、公道走行可能なクルマによるこれまでの記録は、イギリスの小規模スポーツカーメーカーが作る「ラディカルSR8LM」によるもので記録は6分48秒だった。マタ、ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテが今年、それに次ぐ6分52秒01をマークしていた。

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