自動車の歴史を振り返る企画「今日は何の日?」16年前の今日、2001年12月7日は、競技ベース車両であるインプレッサWRX STi typeRA specCが発表された日(発売は12月10日)。では16年前にタイムスリップ。

徹底した軽量化を施したスパルタンな1台

インプレッサWRX STi typeRA specC(WRX STi タイプRA スペックC)は、2代目インプレッサWRXシリーズに追加されたカタログモデル。

競技分野での使用を前提にしたスパルタンなモデルで、徹底した軽量化を施されており、従来型のSTi typeRAに対して約90kgもの軽量化を実現している。

それは多岐にわたり、●運転席/助手席エアバッグ、フロントサブフレーム、ハイマウントストップランプなどの廃止●ガラス薄板化●燃料タンク容量変更(60L→50L)●ウインドウウォッシャー液タンク容量変更(4L→3L)など、細かい部分にもおよんでいる。

エンジン性能も強化。ターボチャージャーやシリンダーの吸排気効率向上などにより、最大トルクを11Nm向上した384Nmとしている。

シャシもサスペンションジオメトリーの変更、フロントキャスター角の変更、車高10mmダウン、リアスタビライザーリンクを樹脂製から板金製に変更…などなど、競技用として操縦安定性やコントロール性を高い次元で両立するため数々のチューニングを施した。

画像: WRX STi タイプRAスペックCのインテリア。MOMOステアリングが印象的だ。

WRX STi タイプRAスペックCのインテリア。MOMOステアリングが印象的だ。

画像: インタークーラーウォータースプレーのタンク容量を約3倍に増やすとともに(3.8L→12L)、噴射パターンを最適化することで、連続噴射可能時間を延長し、インタークーラー冷却性能を向上した。そのタンクはトランク内前端にある。

インタークーラーウォータースプレーのタンク容量を約3倍に増やすとともに(3.8L→12L)、噴射パターンを最適化することで、連続噴射可能時間を延長し、インタークーラー冷却性能を向上した。そのタンクはトランク内前端にある。

専用装備は以下のとおり
◎ BBS社製 鍛造17インチ専用アルミホイール(17インチタイヤ仕様車)
◎ ブリヂストン製 「ポテンザRE070」(17インチタイヤ仕様車)
◎ MOMO社製 衝撃吸収パッド付ステアリング
◎ ドライバーズコントロールセンターデフ[基本トルク配分 45.5 : 54.5](16インチタイヤ仕様車)
◎ クイックレシオ・パワーステアリング(13:1)
・ブレンボ社製 ブレーキシステム[フロント:17インチベンチレーテッドディスク+アルミ製異径対向4ポットキャリパー、リア:17インチベンチレーテッドディスク+アルミ製オフセット対向2ポットキャリパー](17インチタイヤ仕様車)
・EBD(電子制御制動力配分)付きスーパースポーツABS(17インチタイヤ仕様車)
・マルチリフレクター式ハロゲンヘッドライト
・ルーフベンチレーター

画像: 写真は17インチ仕様車。

写真は17インチ仕様車。

車両価格(当時)

16インチタイヤ仕様車 271万3000円
17インチタイヤ仕様車 295万3000円
(東京/大阪/名古屋)
ボディ色 ピュアホワイト

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