約17年前に登場した立ち乗り2輪車セグウェイは、現在もパーソナルモビリティの可能性と存在感を強烈にアピールし続けている。そんな中、横浜市では次世代のモビリティと街の魅力づくりを見据え、8月1日(水)から8月4日(土)にかけて、セグウェイを使っての街と触れ合う「パーソナルモビリティツアー公道実証実験」を開催した。
1時間ほどの練習で初心者でも安全に乗りこなせる
横浜市が8月1日(水)から8月4日(土)にかけて行った、パーソナルモビリティ
セグウェイを使っての全6回の公道実証実験は、一般社団法人次世代モビリティ協会のホームページ
(https://nma.jp/)
より募集が行われ、抽選で計36名(各回定員6名)の方々が参加した。
公道でのセグウェイの搭乗には、普通自動車運転免許または普通自動二輪免許等を有していることが条件で、ヘルメットの着用が必須となっている。
今回の公道実証実験のメニューは、約1時間のセグウェイの搭乗講習と、その後みなとみらい21地区と触れ合う約70分間のパーソナルモビリティツアーを行うというもの。当初セグウェイの搭乗に戸惑っていた参加者(ほとんどが初心者)も、20から30分ほどで前進や停止ができるようになり、最後にはコーナリングもスムーズにクリアーし、めでたく街へと乗り出していった。
横浜市は、観光都市としての都市ブランド向上のため、世界各都市で行われているパーソナルモビリティツアーを実施するための環境整備を進めており、その一環が今回の公道実証実験となる。
今後は、「ラグビーワールドカップ2019™」や「東京2020オリンピック・パラリンピック」に向けた魅力ある観光資源として、安全性を検証しながらさらに公道実証実験のエリアを拡大していく方針という。