ボディ同色ルーフのロードスターか、はたまたロードスターRFベースか
初代のマツダ ロードスター、当時の車名ユーノス ロードスターは1989年2月にアメリカで開催されたシカゴオートショーで「MX-5 Miata」としてお披露目された。コンパクトなオープン2シーターで、と説明が必要ないほど世界的に有名であることは知ってのとおりだ。そして今年、2019年に生誕30周年を迎えることになる。
この記念日を控えた1月19日、マツダは2019年2月7日に開幕するシカゴオートショーに記念モデルの特別仕様車「MAZDA MX-5 Miata 30th Anniversary Edition」を展示すると発表した。そして同時に画像2点も公開。
画像のひとつはシリアルナンバー付きのエンブレムで「30TH ANNIVERSARY」と書かれている。問題はふたつ目の画像だ。屋内スペースに記念モデルと思しきクルマが停められ、カモフラージュの画像加工が施されている。
ロードスターであることはなんとなくわかるが、なにをベースにしているのか、どんな装備を装着しているのか判別できない。ただ言えることは、ルーフがボディ同色(もしくは近い色)になっているということだ。
さらに、リアピラーの形状がソフトトップの「ロードスター」ではなく、メタルトップを備えたリトラクタブルファストバックの「ロードスターRF」のようにも見える。ロードスターの30周年記念モデルにRF?と正直疑問にも思えたため、関係者に問い合わせてみたものの口が堅い……。
ベースモデルや特別装備、発売時期や限定台数などはもちろんのこと、日本に導入するかどうかすら言及してくれない。要は「詳細はシカゴオートショーまで待って」ということだが、紹介できることが画像の内容だけでは寂しい。
何かないかと探っていると、最後に不可解なものを見つけてしまった。この画像のファイル名「2018_MX-5_ROADSTER_SOFTTOP_RF_19CY_30th.jpg」だ。なんとなく理解できる文字列が並ぶものの、その中に「SOFTTOP RF」とある。一体どういう意味なのか、謎は深まるばかりである。
ここはおとなしくシカゴオートショーが開催される2月7日まで待つしかなさそうだ。