アーバン EV コンセプトをベースに市販に向けて進化
今回公開されるホンダ e プロトタイプは、2017年のフランクフルトモーターショーで発表され、同年の東京モーターショーで日本初公開されたコンセプトカー「ホンダ アーバン EV コンセプト」をベースとし、市販に向けて進化させたモデルだ。

ホンダ アーバン EV コンセプト。2017年の東京モーターショーで見た人も多いのでは。
エクステリアは、N360やN-ONEなど、ホンダのスモールカーが作り上げてきた走りの楽しさと愛着を感じる親しみやすさをシンプル・クリーンに表現している。
ポップアップ式のドアハンドルやサイドカメラミラーシステムといった先進機能を取り入れて、シームレスなボディデザインを際立たせている。

アーバンEVコンセプトでは後ろヒンジの2ドアだったが、この「e」では4ドアを採用したようだ。
インテリアには上質な素材を使用し、ラウンジのような心地良い空間を作り出している。また、直線的かつマルチタスクの操作が可能な大型ディスプレイを採用し、コネクテッドサービスをはじめとする、さまざまな機能を使うことが可能だ。

大型ディスプレイを採用した「e」のインテリア。
新開発のEVプラットフォームは、コンパクトなボディながらロングホイールベース&ショートオーバーハングにより、街中での取り回しの良さと優れた走行性能を両立している。
さらに力強いモーターと後輪駆動による走りの楽しさを実現しながら、EV走行距離は200km以上(WLTPモード)を達成。30分で80%まで充電が可能な急速充電にも対応している。
ホンダでは、このプロトタイプをベースとしたEVを、2019年には生産開始する予定だ。

この可愛いスタイルが、そのまま市販されることを期待しよう。