軽自動車初の高速道路同一車線運転支援技術を搭載!
2019年3月14日、三菱自動車の水島製作所で、日産と三菱の新型軽ハイトワゴンのオフライン式が実施されたのは既にお知らせしたとおりだ。
日産は「デイズ」「デイズ ハイウェイスター」、三菱は「eKワゴン」「eKクロス」と車名が発表され、いずれも全国の販売会社で予約注文の受け付けが開始された。
スペシャルWebサイトなども開設されているが、では、この新型軽自動車はどんなクルマなのだろうか。三菱からは簡単なアウトラインが発表されているので、eKワゴン/eKクロスを中心に紹介していこう。日産のデイズ/デイズ ハイウェイスターも基本的には大きく変わらないはずだ。
新型eKワゴン/eKクロス(英字では「eK X」と表示)は、三菱と日産の合弁会社NMKVが企画・開発マネジメントし、新たな開発・生産プロセスのもと、プラットフォーム/エンジン/CVTといった主要コンポーネントを刷新した、新しい軽ハイトワゴンだ。三菱の約60年にわたる軽自動車づくりのノウハウと、日産の先進技術を融合して生まれた。
ライバルはスズキ・ワゴンR、ダイハツ・ムーヴ、ホンダ N-WGNがひしめく激戦区だ。
eKワゴンは、2013年6月以来、約6年ぶりのフルモデルチェンジとなる。運転のしやすさと快適性の向上による日常での使いやすさに加え、軽自動車初(とはいえデイズ/デイズ ハイウェイスターと同時発表なのだが)の高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」などの先進技術によって、「いつもよりもっといろいろな場所へ行ってみたい」というユーザーの想いに応える。
ちなみに、MI-PILOTとは「Mitsubishi Intelligent-PILOT」の略で、アダプティブクルーズコントロール機能に加え、車線中央を維持するためのハンドリング操作アシストまで行う。グレードによってメーカーオプション設定される予定だ。
eKカスタムに変わって新たにデビューしたのが、eKクロスだ。三菱自動車独自のSUVテイストのクロスオーバーモデルで、SUVらしい力強さをハイトワゴンに掛け合わせた(クロスさせた)ことから命名された。
三菱のブランドメッセージ “Drive your Ambition”を体現した三菱自動車らしいSUVテイストのデザインは、まさに「小さなデリカD:5」。
新たに採用したハイブリッドシステムによる低燃費で力強い走りを特長としている。「探究心を持って新しいことに挑戦したい」というユーザーの気持ちに応える。
日産デイズは、今回のモデルが2代目。従来型である初代から三菱eKワゴンと共同開発され、三菱が製造している。日産ミニバンのスポーツグレードである「ハイウェイスター」は、従来型からラインアップされている。
三菱のMI-パイロットと基本的に同じ高速道路同一車線運転支援技術は、日産インテリジェントモビリティの「プロパイロット」と呼ばれる。上質で広々とした室内空間は、ティーザー公開されている画像を見る限り、軽自動車とは思えないほどだ。
デイズ/デイズ ハイウェイスター、eKワゴン/eKクロスとも、発表日は3月28日。Webモーターマガジンでは、詳細が発表され次第お届けする予定だ。