ポルシェジャパンはカイエンクーペのモデルレンジに、440psを発生する2.9L V6ツインターボエンジンを搭載した「カイエンSクーペ」を追加。そして2019年6月21日、日本市場での車両価格は1408万円と発表し、同時に予約受注の受付を開始した。しかし、発売日は未定のままだ。
カイエンクーペの中間グレード「S」の登場
カイエンクーペのモデルレンジに追加されたカイエンSクーペは、最高出力440ps、最大トルク550Nmを発生する2.9L V6ツインターボエンジンを搭載するモデル。0→100km/h加速は5.0秒(オプションのライトウエイトスポーツパッケージ装着車は4.9秒)、最高速度は263km/hを記録する。
このカイエンSクーペは、スタンダードな「カイエンクーペ」とハイエンドの「カイエンターボクーペ」の中間に位置するモデルとなる。今回のグレード追加により、ポルシェSUVクーペのモデルレンジを強化された。
カイエンクーペは、よりシャープになったスタイリングや独立したシートの後部座席などを採用したリアセクションが特徴的なモデルで、従来のカイエンと比較して後部座席は約30mm低くなっている。また浅く傾斜したフロントウインドウとAピラーにより、ルーフエッジはカイエンよりも約20mm低い。
固定式のリアスポイラーは、ポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)の一部であるアデプティブリアスポイラーとともに採用。PAAのスポイラーは、90km/hを超えると135mmまで展開して大きなダウンフォースを発生させるという。
なお、カイエンクーペの車両価格は1115万円、カイエンターボクーペの価格は1974万円であり、カイエンSクーペはその間を埋める1408万円(いずれも税込)に設定されている。