国内では絶滅危惧種化している4ドアセダンだが、海外に目を向けるとまだまだ健在だ。そこで、日本では販売されていないが、日本メーカーが海外向けに力を入れているセダンを何台か紹介してみたい。第1回は、トヨタのアバロンだ。(ホリデーオート2019年6月号より)

トヨタ アバロン(販売地域:北米、中南米、中近東)

画像: 全長は5m近い堂々たるサイズ。写真はハイブリッド XLE。

全長は5m近い堂々たるサイズ。写真はハイブリッド XLE。

北米トヨタ・ブランドのフラッグシップであるアバロン。日本へも初代は逆輸入されたり、2代目は「プロナード」の名で販売されたりもした。

そして、2018年1月のデトロイトモーターショーでワールドプレミアとなった現行型の5代目はTNGA-Kプラットフォームを採用したFFの大型セダンで、全長4980×全幅1850×全高1440mm、ホイールベース2870mm。

画像: 大型のインパネはアバロンならではのもの。9インチのタッチスクリーンディスプレイと空調スイッチは、ダッシュボード上に浮いたイメージだ。

大型のインパネはアバロンならではのもの。9インチのタッチスクリーンディスプレイと空調スイッチは、ダッシュボード上に浮いたイメージだ。

同じプラットフォームを採用するカムリよりはひと回り大きく、レクサスESとはホイールベースが同寸で近似したサイズだ。

クラウンよりもはるかに大きく、またFFのため広大な後席居住性を誇る。パワートレーンは、2.5Lのダイナミックフォース・エンジン・ハイブリッドと、アルファードなどにも採用されるV6 3.5L+8速ATを搭載している。(文:石井昌道)

画像: FFの大型セダンだが、サイドビューはスタイリッシュにまとまっている。全長は先代比で全長は25mm長く、全幅は20mm広い。

FFの大型セダンだが、サイドビューはスタイリッシュにまとまっている。全長は先代比で全長は25mm長く、全幅は20mm広い。

This article is a sponsored article by
''.