2019年6月21日のAM3時30分(日本時間)、ニュルブルクリンク24時間レースが開幕する。これを目前に控えた6月20日、スバルが参戦車両であるSUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019の概要を発表した。

スバルは6度目の優勝を目指してニュルブルクリンク24時間レース2019に参戦

スバルのモータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、2019年6月21日〜23日(日本時間)にドイツのニュルブルクリンクサーキットで行われる耐久レース、第47回 ニュルブルクリンク24時間レースに、WRX STIをベースとする車両で参戦することを改めて表明。

2019年で12年目となる挑戦であり、WRX STI NBR CHALLENGE 2019は2L以下のターボエンジン搭載車クラスである「SP3T」に参戦。同クラスでの6度目の優勝を目指す。チーム総監督をSTIの辰己英治が務め、ドライバーはカルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)、井口卓人(日本)の布陣となる。

画像: 第47回 ニュルブルクリンク24時間レースに挑むチーム。日本人ドライバー、山内選手と井口選手も搭乗する。

第47回 ニュルブルクリンク24時間レースに挑むチーム。日本人ドライバー、山内選手と井口選手も搭乗する。

ニュルブルクリンクサーキットの全長は25kmと長く、高低差300mというアップダウンの激しい地形、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースだ。「速く」そして「意のままに操る」ことができるかどうかがカギとなる。そのため水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かし、2018年モデルから下記の性能を進化させてきた。

SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019の主な改良箇所

フリクション軽減によるエンジン性能の向上
ローギア化とステップ比の見直し
軽量クラッチの採用によるパワートレーン性能の向上
ジオメトリの最適化よる旋回性能の向上
エアロパーツのアップデート、鮫肌塗装の採用による空力向上

鮫肌塗装とあるが、これは競泳業界で2000年代に話題となったサメ肌の競泳水着と同じ原理を利用したボディ塗装のこと。表面のツルツルするクリア塗装とは異なり、若干ザラザラするマット塗装としたわけだ。ボディ表面を通過する空気の流れをスムーズにする効果が期待されている。

また、今回の発表でSUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019のスペックも公開されている。

画像: SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019のボディに、マット塗装が施されている。

SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019のボディに、マット塗装が施されている。

SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019 主要諸元

車両名:SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019
全長:5120mm
全幅:1900mm
全高:1395mm
ホイールベース:2700mm
エンジン:EJ20 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
排気量:1994cc
最高出力:340ps/5500rpm
最大トルク:461Nm/3000rpm
トランスミッション:6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
クラッチ:小倉クラッチ製 メタルクアッドプレート
フロントサスペンション:ストラット
リヤサスペンション:ダブルウイッシュボーン
フロントブレーキ:ブレンボ製6ポット
リヤブレーキ:ブレンボ製4ポット
ホイール:BBS製18インチ×10J
タイヤ:FALKEN

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