「SUVのSクラス」と言うべきフラッグシップ級、新型GLSを初試乗。舞台はこのクルマの主戦場、北米ユタ州ソルトレークシティの大自然だ。(Motor Magazine 2019年8月号より)
画像1: 【海外試乗】メルセデス・ベンツGLSはSクラスが羨むゴージャスな「万能」車

GLSブランド初となるマイルドハイブリッド採用

キメ細かいモデル戦略で人気のメルセデス・ベンツSUVのトップモデル、GLSがフルモデルチェンジを果たした。ニューGLSのコンセプトは明快だ。より大きく、より快適に、より豪華に。

全長は現行型よりも77mm伸びて5207mm、幅は22mm広がって1956mm、高さは反対にわずかに低くなって1873mmである。一方、ホイールベースは60mm延長され、標準で3列シート7人乗りを可能にしている。

外観は、全体に丸みを帯びた面で構成されている。大きさの割に親しみやすさが感じられるルックスはCd値も0.32と優れている。高級レザー、ウッドそしてアルミ素材の「競演」で、インテリアも上質感を思い切りアピール。サードシートにも、身長2m近い人が座れる余裕が確保された。

試乗したのはトップモデルのGLS580で、搭載されているエンジンは4L V8ツインターボ、最高出力は489ps、最大トルクは700Nmを発生する。組み合わされるのは9速ATで、0→100km/hを5.3秒でこなし、最高速度は250k,/hでリミッター制御される。

またこのエンジンには同ブランド初のV8+Vマイルドハイブリッドを採用。ISG(インテグレーテッドスタータージェネレータ)は22ps/250Nmを発生、加速時のアシストに加え、停止前22km/hからのアイドリングストップなど、機能は多彩だ。

様々な豪華装備によって車両重量は2.5トンに達するが、動力性能へのネガティブな影響はまったく感じられない。ロッキー山脈の西端に当たるワサッチ山脈に挑戦してみたが、アッという間に9700フィート(約3000m)の峠まで到達してしまった。しかも、下りのワインディングでは、かなりスポーティなハンドリングまで満喫することができたのだ。

 驚きは、23インチという巨大なタイヤにもかかわらず、エアサスペンションが快適な乗り心地を提供してくれたこと。またGLSは3.5トンまでの牽引が可能なほか、本格的な悪路走行も得意。大自然の中、アドベンチャードライブを敢行することもできる、万能性まで最上級なのだ。(文:木村好宏)

画像: 開発コンセプトは「より大きく」「より快適に」「より豪華に」。

開発コンセプトは「より大きく」「より快適に」「より豪華に」。

■メルセデス・ベンツGLS主要諸元

●全長×全幅×全高=5207×1956×1873mm
●ホイールベース=3135mm
●車両重量=2500kg
●エンジン= V8DOHCツインターボ
●排気量=3982cc
●最高出力=489ps
●最大トルク=700Nn
●モーター最高出力=22ps
●モーター最大トルク250Nm
●駆動方式=4WD
●トランスミッション=9速AT

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