STIは、スバルのモータースポーツ活動の核としてのみならず、インプレッサなどをベースに多くのコンプリートカーを世に送り出している。そんなSTIのリアルスポーツ・コンプリートを紹介していこう。

基本を抑えながらも可変ダンパーやトルクベクタリングなどで武装

400台限定! S207(2015年10月発表・12月発売)

画像: 現行型WRXがベースとなり、それまでの3代目インプレッサがベースのモデルからスタイルを一新。

現行型WRXがベースとなり、それまでの3代目インプレッサがベースのモデルからスタイルを一新。

インプレッサから独立して、新たなスポーツセダンとしてWRXが登場したのが、2014年。その現行型WRXをベースに生まれた、初のSTIコンプリートカーが翌15年10月に発表(発売は12月)されたのが、このS207だ。

S207は、STIが理想に掲げる「運転が上手くなるクルマ」を徹底的に追求した。エンジンは排気系の抵抗軽減、ECU制御の緻密化などにより、最高出力328ps/7200rpm、最大トルク44.,kgm/3200-4800rpmを実現した。

足回りは剛性を向上したパーツや、11:1のクイックなステアリングギア比の採用もさることながら、ビルシュタイン製の、日本車初採用を謳う可変減衰力ダンパーのダンプマティック IIをフロントに採用している。

画像: 今回はエンジンも専用チューンした。高出力バランスドエンジン、専用ECUで武装して最高出力は328psまで達する。

今回はエンジンも専用チューンした。高出力バランスドエンジン、専用ECUで武装して最高出力は328psまで達する。

前後のアクティブ トルクベクタリング機能も加え、シャープなハンドリングとしなやかな乗り心地を両立させた。

ブレンボ製の前6ポット、後4ポットのモノブロック対向キャリパーとドリルドローターのブレーキを採用して、ハイパワーに対応するストッピングパワーも向上させている。

画像: インテリアは専用のSTI製レカロバケットタイプのフロントシートや専用スポーツメーターを採用するなど特別仕様となっている。

インテリアは専用のSTI製レカロバケットタイプのフロントシートや専用スポーツメーターを採用するなど特別仕様となっている。

STI S207 主要諸元

●全長×全幅×全高:4635×1795×1470mm
●ホイールベース:2625mm
●重量:1510kg
●エンジン型式・種類:EJ20・対向4 DOHCターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:328ps/7200rpm
●最大トルク:44.0kgm/3200-4800rpm
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●トランスミッション:6速MT
●サスペンション前/後:ストラット/ダブルウイッシュボーン
●ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
●タイヤサイズ:255/35ZR19
●価格:631万8000円

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