2019年9月30日、トヨタがカムリ(TOYOTA CAMRY)の一部改良を発表して10月1日に発売する。さらに、E-Four(電気式4WD)搭載車を全グレードに設定して12月16日に発売することも公表した。

カムリの一部改良で、安全運転支援システムの新機能も追加された

全長4910×全幅1840×全高1445という堂々たるボディと、スタイリッシュさを持ち合わせるトヨタの10代目カムリは2017年7月に日本デビュー。スポーティグレード「WS」を追加するなど、セダン冬の時代と言われる近年にありながら、堅調な販売を続ける人気モデルである。

そして、カムリが一部改良を受けて2019年10月1日に発売される。

この改良で、BluetoothやUSBケーブルを使ってスマートフォンを接続して利用する「ディスプレイオーディオ(DA)」と車載通信機「DCM」を全グレードに標準装備。スマホとクルマを連携させることで、ナビや音楽、ラジオなどのアプリをDAで起動・操作を可能とし、すべてのユーザーが「コネクティッドサービス」を利用できるようになった。

SmartDeviceLinkに対応するナビアプリやLINEカーナビを利用でき、さらにApple CarPlayやAndroid Autoも条件付きで利用可能となる。

画像: カムリは一部改良で、スマホと連動できる「ディスプレイオーディオ(DA)」を全グレードに標準装備する。

カムリは一部改良で、スマホと連動できる「ディスプレイオーディオ(DA)」を全グレードに標準装備する。

また、先進安全運転支援システムの機能も新たに追加された。車線変更時の後方確認を支援する「ブラインドスポットモニター」や、駐車場での後退時に左右後方を監視・必要があればブレーキ制御する「リヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])」を標準装備としたのだ。

さらに、これまで前輪駆動(FF)のみだった車種展開に待望の4WDモデルが追加されることが発表された。その機構はRAV4にも搭載されている電気式4WDシステム「E-Four」で、発売は2019年12月16日となる。降雪地域でも人気セダンを安心して選択できるようになりそうだ。

トヨタ カムリ 車両価格(税込10%)

WS(FF):387万1000円
WS(電気式4WD):406万9000円
WS レザーパッケージ(FF):445万円
WS レザーパッケージ(電気式4WD):464万8000円
G(FF):372万8000円
G(電気式4WD):392万6000円
G レザーパッケージ(FF):433万4000円
G レザーパッケージ(電気式4WD):453万2000円
X(FF):345万6000円
X(電気式4WD):365万4000円

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